- Amazon.co.jp ・本 (520ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101425207
感想・レビュー・書評
-
疾風が、最初は残忍で恐ろしい印象がついて好感度が低かったが、話が進んでいくにつれどんどん好きになってしまいました。
また、主人公の貴子と滝沢の仲が徐々に深まっていく過程が、読んでいて微笑ましたかったです。
動物が好きな人にはオススメの本です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【再読】
以前読んだ事があったが、音道貴子シリーズを通読しようと再読した。
オートバイで疾走する貴子と連続咬殺事件に利用されたオオカミ犬疾風との高速道路上でのデッドヒートは何度読んでも爽快だ。
貴子と中年デカ・滝沢のコンビは今ではセクハラの極みでとても受け入れられるものではないだろう。首都高湾岸線がまだ開通直後で交通量が少ないなど、時代を感じさせる記述などが出てきて、興味深かった。
-
刑事物というより、フェミニズム色が強かったな
20年前の作品なのか、これ
フェミニストになるつもりはないけど、どうしてこうも男は男で女は女で、フィルターをかけてしかみられないんだろうね
どっちもただの人でしかないのに
はなから男には期待してないけど、男社会には反吐がでる
女社会もそんなに好きじゃないけどさ
結局、かっこいい女がいちばんかっこいいんだよなぁ
疾風は、実際に対面しないと、その高貴な圧は伝わらないんだろなと思いながら読んでた
バイクで疾走するの楽しそう -
女性警察官と犬の復讐ミステリー
直木賞受賞作品 -
かつての直木賞受賞作で、女性刑事「音道貴子」のシリーズ初回作。男社会の中で働く女性はやはりこういった苦い思いをしてるのかな。終盤はコンビを組んだ滝沢刑事に認められてきてて良かった。狼犬の描写がすごいしっかりしてて、狼犬がどういった生物か興味を持った。
-
昔読んだ本
-
深夜のファミリーレストランで突如、男の身体が炎上した。遺体には獣の咬傷が残されており、警視庁機動捜査隊の音道貴子は相棒の中年デカ・滝沢と捜査にあたる。女性刑事の孤独な闘いが読者の圧倒的共感を集める。