波のむこうのかくれ島 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101448251

感想・レビュー・書評

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  • 宝島、小笠原諸島、対馬、硫黄島・竹島、ふたつの水納島、天売島。硫黄島の徒歩5歩温泉の優雅さ、一家族だけが住む水納島の自家用船でお出迎えなど。自然や人柄のよさになごむこともあれば、こんな小さな島だとみんな知り合いで誰が何やったかすぐわかって息苦しいという人もいたりで、さまざまなのは当り前だけど。住む人とちょっと顔を出すだけの旅行者とでは。

  • 砂浜でオリオン片手に黄昏るシーナさんが目に浮かぶ。

  • たまらんですね、東京脱出したくなる今日この頃、手に取ってしまいました。初版、平成13年、硫黄島・竹島(韓国と揉めているところではなくて両方とも鹿児島県の絶海の孤島。俊寛が流されたところ)の章で生徒12名の小学校を突如訪問したときの椎名氏の言葉「この子供達が大きくなって社会に出て行く頃日本はどういう状態になっているのだろうか」というくだりがありますが、えー、そうなんです、大地震/大津波/そして原発事故とその原発の片棒をかついだ人たちの無責任が漂った背骨のない国になってます、、、

  •  この本を読むと、ほんとその島々に訪れたくなります。
     観光等で訪れたことのある島は、椎名さんとは知名度も行動範囲も視点も違うから文章の中に新しい発見などもあり、その島に再訪したくなってしまいます。また、椎名さんを知らない島民の方々の諸待遇なども書かれており、私が行くとこんな感じなんだろうなと微笑んでしまうシーンも多々あります。

     その島のいいところ悪いところが、飾らずダイレクトに書かれているのが好感を得られる一冊です。

  • シーナサンシーナサン!。島行きたくなる。観光の島じゃないとこに行ってみる事ほど 発掘の血が騒ぐもの。小さい頃からの自分だけの秘密基地を探す感覚わくわく。

  • とにかく島国。この日本は。

    知らない島の知らない人たちと、素敵な写真。

    心が洗われる感じ。

    椎名誠がその気持ちよさを文章で表現できるのも素敵。

    それが俺を虜にしている。

    大自然人!俺もそうなりたいな。

    文章はまるでだめだけれど。

  • 08/8/17 ★★★
    おもしろい。あくまでスナックとしてですが

  • 椎名さんの旅本の中で
    何度も繰り返して読んでしまう一冊です。

  • 旅に出たくなる。
    で、旅に疲れて帰って、落ち着いたらまた読みたくなる。淡々と書かれてるのが好き。
    ビールが飲みたくなる。

  • 南国行きたい病が加速する!

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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