おまけのこ しゃばけシリーズ 4 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 416
  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101461243

感想・レビュー・書評

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  • 安定してきましたね。
    ここぞのシーンはやはりとても絵画的で、
    そのシーンのために書かれている感じがあります。

    特に動く影が一番好きになりました。
    うごめく不気味で妖しい影の中を、
    手をしっかり握りあって走り抜ける大きい子小さい子。
    病弱な一太郎も倒れることなく、むしろ初めての友達、
    初めての大冒険にキラキラして走っている様子が目に
    浮かび、ちょっと泣きそうになりました。

    表題作のおまけのこもいいですね。
    家鳴りは本当にペットのよう。
    やることなすこと、なんだかうちのインコのようです。
    犬を飼っている方はうちの犬っぽいなとか思われて
    いるのでしょうか?

    またじんわりと温かい気持ちを味わいたいので
    シリーズの続きも読みます。

  • しゃばけリーズ短編集。
    若だんなと妖たちの話は、温かい気持ちで楽しめるのだが、
    「こわい」は一味違ったどうにもならない悲しさが胸に響いた
    「動く影」は若だんなの幼い頃が微笑ましく、「おまけのこ」は鳴家の冒険が可愛らしく思えました。

  • 安定感抜群の展開。
    でも、一太郎の心境に少しずつ変化が起こり、
    しゃばけシリーズが何をテーマにしていくのか
    見えてきた。
    タイトルにもなっている『おまけのこ』。
    鳴家の大冒険が愛しい!

  • シリーズ4作目の本作も、シリーズ作同様の短編5編という構成でした。孤者異(こわい)という忌み嫌われる哀しい妖怪の話を始め、これまでの作品同様、病弱だが知恵者の一太郎と妖怪たちとの謎解きファンタジー性のある話がどれも面白く、最後がどの話もほっこりさせられる話ばかりで癖になる面白い作品ですね!
    どんどん読み進めていこうと思います!

  • シリーズ第4弾。
    江戸時代が舞台の短編連作時代小説。
    妖怪と主人公一太郎が繰り広げる面白い時代ミステリ。
    幼馴染との喧嘩の話や、若き日の若旦那の話など、今回は人が死なないミステリになっている。
    表題のおまけのこはラストです。

  • 推理の冴える若だんなに、個性的で人情もある妖たちのハーモニーが楽しい!家に巣食う小鬼一匹の大冒険が殊の外おもしろございますーきゃわきゅあ!

  • 今回は、人が悩み悲しいことに対して、若旦那と妖たちが対応していくお話し。いいね。妖たちも。

  • しゃばけシリーズ第4作め

    どれも印象深い話でしたが、特に「畳紙」「おまけのこ」が好み。

    畳紙→以前にもでて来たの厚化粧のお雛さん、彼女の悩みを皮肉屋な屏風のぞきが聞いてあげる話。屏風のぞきが若旦那以外の他人の為に何かしてあげるとは驚き。

    おまけのこ→小さな鳴家が若旦那や住処を離れ、たった1匹で大冒険。探しに来てくれた若旦那が「うちの子の声だ」と他の家の鳴家もいる中見つけ出してくれた事に感動。

  • しゃばげシリーズ第4弾。今回は私の推しキャラ屏風覗きが主役の回があってうれしい限りです。
    また、鳴家(やなり)が主役の回もあり、バラエティに富んで楽しいです。
    やっぱり口は悪いけど、いいやつだった屏風覗き。たまらないです。
    また一太郎さんの安楽椅子探偵ぶりも安定していて良いです。
    今作では少しの間とはいえ、寝込まない日が続くという快挙!もあり、次の活躍も期待です。

  • 廻船問屋兼薬種問屋である長崎屋の若だんなによる、
    捕り物帖シリーズとも呼ぶべき、第四弾である。

    複数の短編が収められているが、「ありんすこく」がとても印象的だった。
    舞台は吉原で、その時点で、もう、
    「なぜ病弱な若だんなが吉原に・・・!?」
    と驚かざるをえない。もちろん、読者の期待を裏切ることなく、
    物語は展開されてゆくのだが・・・

著者プロフィール

畠中 恵(はたけなか めぐみ)
1959年高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学(現・名古屋造形大学)ビジュアルデザインコース・イラスト科卒業後、漫画家アシスタントと書店員を経て、漫画家デビュー。そして故・都筑道夫の創作講座を受講。『しゃばけ』が第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、本作でデビュー、作家となる。
『しゃばけ』シリーズが代表作で、『しゃばけ』『ぬしさまは』はNHKラジオドラマ化された。2011年、『ちょちょら』で第24回山本周五郎賞候補。2016年『しゃばけ』シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。

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