日本の朝ごはん (新潮文庫 む 10-1)

著者 : 向笠千恵子

• 新潮社 (1998年5月1日発売)

感想・レビュー・書評

[マメコさんの感想 · 2007年1月3日]

日本各地の、さまざまな人々の朝ごはんのシーンを取り上げたエッセイ。毎朝欠かさず食事を取ることがいかに大切で、体と心に必要なことであるのかを、しみじみと感じさせてくれる。我が家では毎朝ご飯と味噌汁の朝食を欠かさずとっているけれど、どうしても時間が足りない時には家人の分だけを作り、自分は牛乳一杯だけで慌しく仕事に出かける日もある。これじゃいけない、とこの本を読み返すたびに思うのだけれど……改善はなかなか難しいですね。

[トモさんの感想 · 2005年4月15日]

朝ごはんはちゃんと食べよう。と思う。なかなかできないのだけれど。読み物としてもとても面白い。著者の文体のせいだろうか、非常に読みやすく引き込まれ、そして実際に旨さが伝わってくる。そして何より朝ごはんに込められたもてなす側の優しさに感銘を受ける。