- Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101499116
感想・レビュー・書評
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主人公迫水の成長ドラマっぽいお話に感じた。シンプルなあらすじに、細かいひねりが沢山加えられていて、あまり得意ではないジャンルだなあ。
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デビュー作『慟哭』に続き、第二作『烙印』をリメイクした本作。いや〜貫井さんはやっぱ面白いなぁ。最近は新しい作家ばかりか、あまりこう手応え(?)がなかったというか ——。今作から貫井作品は面白くないと思ったものだけ評価しようと思います。
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愛する妻に置き手紙を残して家出された失業中の迫水が、必死に妻の行方を追う中で、情けない一般市民でありながら暴力団同士の抗争に巻き込まれていく。警察官の兄と友人、覚醒剤や妻の秘密や巻き込まれた人の死と、スピード感があって引き込まれた。時折挟まれる夫婦の過去の会話も微笑ましい。結末がショッキングだった。
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話題になったデビュー作の次の作品を文庫化に当たりリメイクしたのが本書。まだ一作目、二作目とも読んでないがデビューヒットの後ということで完成度が低いと自身で判断されたとか。リストラされ妻に逃げられた男がヤクザと関わり…。主人公が飄々としたキャラで軽いタッチの雰囲気を維持してると思いきやキャラ変わり過ぎてびっくり。
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「烙印」をリメイクした本作。
シリアスな雰囲気を想像したが、主人公のダメっぷり際立つコミカルな作風でした。
ポイントとなるある人物の死と、それを踏まえた上での結末に…あぁ何だか、残念無念。 -
結末が無理やりすぎる。主人公の言動も軽率すぎて全く感情移入できなかった。『烙印』の方を読めばよかったかもしれない。完全に地雷作品。
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貫井徳郎2冊目を図書館で借りて読む。1冊目は「痛み」の短編で死刑に対する問題提起があったが今作は展開も無理がありふつうな感じ。今一つ。