呪われた腕: ハーディ傑作選 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (404ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102108062

感想・レビュー・書評

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  • 「呪われた腕」を読むと、源氏物語の六条御息所を思い出すのは私だけだろうか?裏切られた女も新妻も哀しいだけで悪くない。悪いのは、甲斐性あり過ぎなダンナだ。巻末に、村上+柴田のプチ会談が付いてて、一瞬、「あれ?ハーディってアメリカ人だったっけか?」と思ったよ〜

  • 村上春樹と柴田元幸がセレクトした『村上柴田翻訳堂』の1冊。
    『呪われた腕』という表題からするとホラー小説のようにも思えるが、余り怪奇色は感じられない。皮肉な結末を迎えるものが多い印象だが、『因果応報』の結果とも言える。そういう意味ではある種の『ベタさ』があるのだが、妙に心に残る短編集だった。

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著者プロフィール

Thomas Hardy 1840–1928
イギリス南部ドーセット地方の石工の家に生まれ、22歳でロンドンに出て建築事務所で働く。その後作家に転じ、そのキャリアの前半約30年間で『ダーバヴィル家のテス』をふくむ15篇の長編小説、短編小説集4篇、後半約30年間で叙事詩劇『覇王たち』と948篇の短詩を発表して、ヴィクトリア朝時代最後の大小説家にして詩人となった。神の見えない時代に文学の存在意義を探り、みずみずしい感性によって20世紀のモダニズムの先駆者となり、D・H・ロレンスやフィリップ・ラーキンなど後世の作家に多大な影響を与えた。

「2023年 『恋の霊 ある気質の描写』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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