愛は遠い明日 (新潮文庫 サ 2-18)

  • 新潮社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102118184

感想・レビュー・書評

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  • サガンの18作目

  • 人間描写すごい。
    こんなに一挙一動を捉えて表現して言葉に余すところがない。

  • フランス文学。「ジョゼと虎と魚たち」から。
    話は、強盗の落とした盗品を偶然拾った平凡な会社員が変化していく。盗品を拾ったことで殺人者(強盗)と間違えられて熟女に惚れられたり、そのうちに主人公が殺人者になりきって気を大きくしていったり・・人生が変わっていく様。

    古めの小説らしく、主人公の思考とかで脱線が多い。現代文学っぽくは読めないけど、後でストーリーを確認するとそれなりに面白い作品だってわかる。これまた再読必須やねぇ・・

  • (1997.06.01読了)(1997.04.15購入)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    フランス北部にあるサンソン鉱業の会計課に勤めるゲレは、貧しくおとなしい若者だった。冬の日の夕方、下宿に帰る途中、ぼた山付近で巨額の宝石を拾ったゲレの運命が狂いはじめた!欲望と夢と虚栄心から強奪犯人になりすましたゲレ。強かな野心で彼を誘惑する下宿の女主人マリア。過去をもつ年上の女に翻弄されながら、アフリカで愛の生活を信じる若者の悲劇を描く長編小説。

  •  洒脱で洗練されたイメージのあるサガンなのに、この本は舞台設定からしてどことなく砂埃に煙った感が漂っていて、そのギャップが逆に好ましく、面白かった。原題のLe chien couchantを「愛は遠い明日」と訳すのってすごい。

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