- Amazon.co.jp ・本 (481ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102161081
作品紹介・あらすじ
1867年、アメリカはロシアからベーリング海沿いの土地を買いとった。皇帝ニコライ2世は、革命の際、その条約書をある額の裏に隠して西側に送り、身の安全を図ろうとした。条約には、実は、買戻しの条項があったのだ。1966年、元英陸軍スコット大尉は、無実の罪を着たまま死んだ父から、「皇帝のイコン」と呼ばれる名画を遺された。遺産を受けとりに出かけた彼を待っていたのは-。
感想・レビュー・書評
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一気に読んだ。テレビもスマホも見ないで一気に読んだ。全然古く感じない。都合良過ぎると言うコメントもあったが、そりゃそうかもしれないけど、ドラマを超える現実だってたまにある。スピード感もあり、何で映画化されないんだろうと思う。スクリーンでも見てみたい。最後フランスからイギリス迄のフェリーの距離感が分からなかったけど地図で見ると近いんだ。ロシアはミステリアス。今でも変わらないのかな。人がドンドン死んでいく。最後まで読んでも分からない部分もあった。著者の他の本も読んでみようと思った。
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当時「カインとアベル」がドラマ化されてました。
アーチャーは外れないです。面白いですよね。
クライトンも面白かったかな -
単にスパイ小説として読んだら失格でしょうね。ロシアのスパイは捕まえた主人公を拷問途中で逃がしてしまう間抜けだし、イギリス外務省は明らかな情報リークに対し、ほとんど手を打たず、同じ間違いを何度も繰り返すし。
ただ、アーチャーらしく全体のまとまりや、話のすすめ方は上手く、それなりに読ませてもらえる。あまり考えず、楽しむ本でしょう -
冷戦時代のスパイもの。読みたい気分が盛り上がるまでに時間がかかった。007ばりに、スパイとスパイの間をすり抜ける、すり抜ける。イコンという名詞を初めて知った。
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「ケインとアベル」の次に好き。プロットが大胆。
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「百万ドルをとり返せ!」、「ゴッホは欺く」と同様にハラハラどきどき、痛快もの。
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ドンドン引っ張られていくことが楽しい。
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J.アーチャー作品の中では、これが個人的に一番好き。
特に好きなのが、ロビン(笑)
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obtnd
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頁数からは想像できないくらい重厚な物語。ってことはお得かも。