- Amazon.co.jp ・本 (542ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102193211
作品紹介・あらすじ
このままでは、殺される-ある朝、シーツについた小さな血の染みをみつけて、ローズはそう口にしていた。優秀な刑事の夫ノーマンも、家ではサディストの暴君。結婚後の14年間暴行を受け続けたローズは心身ともにもう限界だった。逃げだそう。あの人の手の届かないところへ-。だが、家出をした妻をノーマンが許すはずがない。残忍な狂気と妄執をバネに夫の執拗な追跡が始まった。
感想・レビュー・書評
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警察官である夫のDVに悩まされていたロージーがある日家出を決行し、遠く離れた町で自立生活を始める。激怒した夫がそれを追跡し、追い詰めてゆくというサスペンス。なのだが、そこはこの著者なのでそんな単純なストーリーにはならない。とある古物商で見つけた古ぼけた絵の中に別世界があり、そこへはいり込んで力を得たロージーが、最後にはその中で夫と対決するというミラクルな結末がまっている。そこまでもがありがちといえばそれまでだが、相変わらずの冗舌とも思える筆致でぐいぐい読ませる。超自然世界の戦いよりもリアルな公園でのガーティとの闘いが笑える。キングの作品ははらはらさせながらも納得の結末で終わるので読後感がいいのが特長。ただ、途中のゴシックと明朝との使い分け部分が必ずしも読みやすくない。フォントを変えるにしてももうちょっと工夫がほしい。
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内容
このままでは、殺される―ある朝、シーツについた小さな血の染みをみつけて、ローズはそう口にしていた。優秀な刑事の夫ノーマンも、家ではサディストの暴君。結婚後の14年間暴行を受け続けたローズは心身ともにもう限界だった。逃げだそう。あの人の手の届かないところへ―。だが、家出をした妻をノーマンが許すはずがない。残忍な狂気と妄執をバネに夫の執拗な追跡が始まった。 -
ロージーが、絵の世界に入り込んでからの話が分かり難い。
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警察官の夫から逃げる妻の話。
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まさかの下巻をこのときは
知らなかった・・・・。 -
警官怖い。
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冒頭の夫のDVによる流産シーンの描写で心が折れた。話が進むにつれて主人公の逃避とDV男の追跡の話がいかにもなキングの世界へと突入しては行くのだけれど。