- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102409220
作品紹介・あらすじ
サウジ、イスラエル、中国、ロシア、それにCIA…。類を見ぬ衛星システムの謎を知るただひとりの男を追って「狩り」が始まった。新たな名前と身分を得たバックマンは孤立無援のままイタリアに身を隠す。だが、その逃亡生活の視野の片隅に、跳梁する各国のプロフェッショナルたちの姿が映り始めるのも時間の問題だった-。乾坤一擲の逆転はなるか。著者独擅場のサスペンス、全開。
感想・レビュー・書評
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ハイテンポで、一気に読了。
プロを相手に逃避行はスリル満点。
白石さんの翻訳、言葉が好き!
イタリアの街並みの描写も良かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
軽い読み物。語学習得のコツとボローニャに詳しくなれる実用書?
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7
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さて下巻。バックマンだけが知っている監視衛星システムが鍵となり、各国の諜報組織が動き始める。イタリア語習得どころでなくなった彼は、どこへ行くのか?あらすじだけだと、例えばラドラムの小説を思い起こさせますが、どちらかというとボローニャを中心とした紙上観光が楽しめる作品です。これはこれで楽しめたので大甘の星四つ。話題は変わりますが、「ハヤカワ・ミステリ・マガジン」の6月号の「翻訳ミステリ応援団!」と題された座談会を読みました。今回は早川書店と文藝春秋と新潮社の編集者がゲストでした。それによると翻訳ミステリが一番売れた時期、80年代初めから後半に比べると、今はその三分の一の売り上げだとか。グリシャムもかつては単行本でまず出して、数年後に文庫化というパターンでしたが、今は、「新潮文庫」レーベルから文庫オリジナルとして出す方が、売りやすいのだそうです。いろいろと考えさせられる内容でした。
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グリシャム大好き
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6/8
久しぶりのグリシャム。
本作を読むとイタリア料理が食べたくなる。