- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103003328
感想・レビュー・書評
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警【Caution!】告
まず断言してしまいます。
どれだけ眉に唾を付けて読んでいただいても、筆者の企みを100パーセント見抜くのは不可能でしょう。(以下省略)
と帯に書いてあるこの作品
よ~し!この挑戦うけてたつ!と張り切り、気になる部分はメモをとりながら読み進めました
結果、そうきたか!の連続で、ちょっとした違和感からのそうだったのかと綺麗に回収するあたりは気持ちよくスッキリしました
色んな作品を読むときも、なんとなくこうなるよねって結末を予想しながら読んだりするけど、最初から挑戦待ってますみたいな帯、面白かったです
ただ、冬絵はあまり好きになれないキャラだったな
そう言えば前に女性を主人公にした作品の時もキャラに違和感があったような
道尾さん、もしかして女性は苦手ですかね?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読了日2009/12
軽いミステリー
アパートの住人がとても魅力的で愉快な人々で思わずプッと笑ってしまう所がたくさん。
楽しく読めました。
そして、今回もすっかり騙されました。
人の思い込みってすごいなぁ。思わず「えっ、そうじゃなかったけ?」って前の方を読み直してみたりしました。 -
道尾さんの作品は何作か読んでますが、これはちょっと微妙でした。騙しの箇所が事件のト
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面白かったー!!
一気に読んでしまった。
片目の猿…。意味がわかったとき
おおー!!ってなった。
世間の人間は鳩を見て、ただ「鳩」だと感じる。雄だとか雌だとか、そんなことは気にしない。
このアパートの連中は人を見て、ただ「人」と感じる。それだけなのだ。簡単なようで、手に入れることの難しいその大切な感覚を、彼らはしっかりと持っている。
きっとそうあるべきなんだなぁ。 -
15/10/11
なんかあんまりしっこりこなかった。
完全に女だと騙されたけど。
・帆坂くんはときたまこうして優しい嘘をつく。しかし、それがじつに下手くそなものだから、これまでばれなかった例しがない。(P103)
このシーンがすき。 -
やたら伏線がはられてて、ラストスパートの意外性はあった。けど流れ的にはなんか読んだことあるような話。読み返したくはなるかも。