新約聖書物語

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (660ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103022039

感想・レビュー・書評

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  • 2021/1/31

    足かけ3ヶ月の読書会を経て読了。

    新約聖書が物語として再編されていながらも、原文に忠実に、そして聖書解釈学や犬養さんの実地体験を交えながら流麗な語り口で書かれている。筆者は本書を仕上げるのに17年を費やしたと語っており、さぞ苦労を要する仕事であったと推測されるが、納得のいく見事な一冊!

    メモ↓

    神は永遠の「今」だから人間が「今」を愛を体現して生きることが求められているのか?

    愛を持つことは相手と一になること、世界と一になること、ひいては神と一になること。→フロムの『愛するということ』参照

  • あまりにも美しい文章。あまりにも美しい旋律に、
    読んでいる間ずっと陶然としてしまいます。
    これほどまでに読むという感覚に対し耽美な文章は、他には無いのではないかと思うくらい。

    (内容は聖書物語であることもさることながら)
    文章の美しさに酔いしれたい方にもおすすめです。

  • 神への愛に満ちあふれているが、無信仰の人が読んでもええっと思わないレベルになんとかそれを押さえて、旧約と新約の繋がりを踏まえて聖書をきちんと解説してくれている。一度読んだだけでは分かりづらい箇所が多いので再読が必要。またきちんと聖書の原文(出来れば英語)に当たってみたい。

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著者プロフィール

1921-2017。評論家、エッセイスト、難民支援活動家。著書に、『聖書を旅する』(全10巻)、『お嬢さん放浪記』『こころの座標軸』など。難民支援活動の一環に〈犬養道子基金〉を創設した。

「2021年 『やさしい新約聖書物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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