- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103114192
感想・レビュー・書評
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僻地の支援について考えさせられる内容だ。
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世界の僻地というところがどういうところなのかがよく分かった。電気も水道もなく,道も舗装されておらず,病人がその道を運ばれればそれが原因で死亡するような場所。そういうところに小学校などを建てることがいかに大変なことかが語られている。世界に蔓延しているのは汚職であると著者は言う。寄付はかならずそれを猫ばばする人間がいる。それゆえ,直接金を持ってアフリカや亜細亜の僻地の著者は行く。それも自費で。曾野綾子の小説は読んだことがないのだが,最近エッセイはよく読むようになった。
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食べ物を粗末にしすぎる日本人は読むべきだと思います。
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曽野綾子さんは、きっとうちのお母さんに似ていると思う。
自分に厳しくて、たまに正義の剣をぶんぶん振り回して周囲を敵に回し、でもこんなに頼りになる女性は他にいない母。
曽野さんの書く文章に触れると、母が私を“かくあれかし”と育ててくれた考えを改めて活字で読み直しているような気持ちになります。
強くあれ、自分ひとりで生きる世界を、幸・不幸の考え方。
本を読みながら、自分を構成している考え方とあまりにも共鳴して、心の中で何度もブラボー!と言っていました。
人生の教科書のような本です。