- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103147640
作品紹介・あらすじ
アメリカの大学出世スゴロクに挑戦! それは想像を絶する苛酷なものだった――スタンフォード大留学後、様々なスクールで教鞭をとったヒラノ教授のアメリカンな大学実録秘話。屈辱のプレゼンに耐えつつもノーベル賞級の天才たちに瞠目し、ありえない意地悪に身悶えしつつ、とてつもない親切に涙を流す。米大陸版・大学出世スゴロクに挑戦する日本代表、平教授。アメリカの大学でのサバイバル、成るか?
感想・レビュー・書評
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2018/08/11
に読んでいたが記憶がない。再読
56
全米ビジネススクールランキング
研究は評価の対象にならない。なぜならビジネススクールは教育機関であって研究機関ではないからである
88
優秀な若手2名招聘したが、優秀な若手が実績をあげるとより高いランクの高い大学に引き抜かれてしまう
実力教授教をまとめて4,5人連れて来ればトップ20入りが見えてくるが、ランクが低い大学にはなかなか良い人が来てくれない
ランクを上げなければいい人が定着しない。人が定着しなければランク上がらない
205
アメリカで最も優れた産業は大学だ
235
一般社会だけでない大学の間でも格差が広がっているハーバードスタンフォードの一流大学は株価が回復したおかげで再び競争力を強めている。その一方で財政基盤が弱い大学には低賃金の非常勤講師が溢れている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
改めて、アカデミックで生きていくことの大変さを痛感した一冊。
そして、日本はこの時代のアメリカを模倣してるにすぎないなとも。。。 -
言うほど大学の話ではなくて
帯のイメージとはだいぶ違った。
表紙のイラストもね… -
著者自身が経験した、日米の大学事情から派生したあらゆる面の物語。
工学部という理系独自の視点も入っていて、かなり面白いです。
米国の格差社会と文化の違いは想像以上であることがわかる一冊。 -
アメリカの大学事情、ビジネススクールの状況等、大変さが伝わってきて、興味深く読めた。
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一線を退かれ,憂うことなく実名を出しつつ,当時の日米の差異を描くと共に,当事者としての見解をウィットに富んだ文章で綴る.同じ穴の狢だからか,とにかく今野先生の本はどれも外れ無く読める.
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アメリカの大学について、大学そのものだけでなく、学生や教員たちの格付けや評価など、読んでいてとてもリアルに感じられる。日本ではハーバードやスタンフォードなど、AAA級の大学ばかり話に出るけれども、この本に登場するパデュー大学のようなB級大学の話の方が参考になる。
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ヒラノ教授のアメリカの大学教授時代の日常について書かれた本である。個人的に最後の節にあるMBA批判やハーバード出身者が多く占める金融業界が失敗し、これからのハーバードは違うということをマーケティングするためにマイケルサンデルの政治哲学の講義を大々的に広告したなど目新しい話題が多かった。