かれが最後に書いた本

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 65
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103185345

作品紹介・あらすじ

八十歳をこえると、老いというよりは、もうすぐ死ぬ人間として生きている――。世界をおおった未曾有の蟄居の日々、友だちはあっちの世界に仲間入り。でも、本を開けばまた会える。かれらとのつながりは、いまのほうがつよく感じられる。樹木希林、鶴見俊輔、池内紀、橋本治、和田誠、加藤典洋、古井由吉、坪内祐三、平野甲賀……ページのむこうにある記憶の重なり。希代の本読みの読書案内、しみじみと完結。

感想・レビュー・書評

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  • 36 わが人生の映画ベスト10 その3(最終回) | 最後の読書 | 津野海太郎 | 連載 | 考える人 | 新潮社
    https://kangaeruhito.jp/article/293298

    津野海太郎 『かれが最後に書いた本』 | 新潮社
    https://www.shinchosha.co.jp/book/318534/

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      かなしみと、不思議なおかしみ 津野海太郎『かれが最後に書いた本』 | レビュー | Book Bang -ブックバン-
      https://ww...
      かなしみと、不思議なおかしみ 津野海太郎『かれが最後に書いた本』 | レビュー | Book Bang -ブックバン-
      https://www.bookbang.jp/review/article/729651
      2022/05/09
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      【書評】『かれが最後に書いた本』紙の本を愛する世代の真率な回想と歴史|NEWSポストセブン
      https://www.news-postsev...
      【書評】『かれが最後に書いた本』紙の本を愛する世代の真率な回想と歴史|NEWSポストセブン
      https://www.news-postseven.com/archives/20220625_1765652.html?DETAIL
      2022/06/25
  • 八十歳をこえると、老いというよりは、もうすぐ死ぬ人間として生きている――。世界をおおった未曾有の蟄居の日々、友だちはあっちの世界に仲間入り。でも、本を開けばまた会える。かれらとのつながりは、いまのほうがつよく感じられる。樹木希林、鶴見俊輔、池内紀、橋本治、和田誠、加藤典洋、古井由吉、坪内祐三、平野甲賀……ページのむこうにある記憶の重なり。希代の本読みの読書案内、しみじみと完結。

    「最後の読書」の続刊。「ペスト」がなぜ読まれるようになったかの考察が興味深い。

  • お年寄りのぼやきではなく、筆致が冴えています。体と折り合いをつけながら最後まで書いて頂きたいです。友人たちとの交友録や、コロナ下でのカミュ再読の件は面白かったです。

  • 花森安治伝の津野さんの“読書案内”に期待したが…

  •  ずっと進行形の「老い」の読書人の本。
     共感できる年齢になったら、再度取り出したい。

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著者プロフィール

1938年、福岡県生まれ。評論家・元編集者。早稲田大学文学部を卒業後、演劇と出版の両分野で活動。劇団「黒テント」演出、晶文社取締役、『季刊・本とコンピュータ』総合編集長、和光大学教授・図書館長などを歴任する。植草甚一やリチャード・ブローティガンらの著作の刊行、雑誌『ワンダーランド』やミニコミ『水牛』『水牛通信』への参加、本とコンピュータ文化の関係性の模索など、編集者として多くの功績を残す。2003年『滑稽な巨人 坪内逍遙の夢』で新田次郎文学賞、09年『ジェローム・ロビンスが死んだ』で芸術選奨文部科学大臣賞、20年『最後の読書』で読売文学賞を受賞。他の著書に、『したくないことはしない 植草甚一の青春』『花森安治伝 日本の暮しをかえた男』、『百歳までの読書術』、『読書と日本人』など。

「2022年 『編集の提案』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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