高峰秀子との仕事 2

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 35
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103222330

作品紹介・あらすじ

二十年余、ともに紡いだ仕事を軸に、大女優から授けられた数々の"宝物"を描く力作後編。「人間の絆」の尊さが胸をうつ。高峰氏ロングインタビューなど貴重な記録も多数収載。

感想・レビュー・書評

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  • 斎藤明美の大女優高峰秀子への生き方えの矜持が書かれている。

  • 東久留米Lib

  • 著者の、高峰秀子さんに対する強い愛情と畏敬の念があってこそ生まれた本だと思う。そして本書を読むと、著者が口さがない他人からどれほどの酷いことを言われてきたか、そして恐らくそれは現在も続いているのであろうと推察される。
    高峰さんの死後そう時間が経たない内に刊行されたせいもあるかもしれないが、自分は何を言われようが高峰秀子が素晴らしい人であるから私は書く、と、声高に主張することの逆効果を当然理解しながらも、叫ばずにはいられない著者を不憫にも感じる。高峰さんの潔く美しい生き方は、著者の著してきたものを読むとよくわかる。著者が主観的・盲目的すぎるという批判的な見方は私自身はしていない。ただ、ではこの著者のことをどのように感じるかと自らに問うと、特に好きではない、という答えになる。著者は素晴らしい人(=高峰さん)から認められた人であるにも関わらず、少なくとも著作を読んで人間的な魅力を感じることはない。とても不思議な気がする。

  • 2013.9.30~10.9 読了
    一言でいえば、始末の良さ高峰秀子全開の一冊。見事な人生の後始末法も出てくる。

  • 読み終えてしまうのが
    惜しくて
    少し読んでは
    ほっ と 頭の中で反芻し
    少し読んでは
    あぁ いいなぁ と 心を満たし
    ていねいに
    ていねいに
    読みたい
    一冊です

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著者プロフィール

斎藤 明美(さいとう・あけみ):作家。1956年高知県生れ。津田塾大学卒業。高校教師、テレビ構成作家を経て「週刊文春」の記者を20年務める。1999年、初の小説「青々と」で第10回日本海文学大賞奨励賞を受賞。2009年、松山善三・高峰秀子夫妻の養女となる。

「2024年 『高峰秀子 夫婦の流儀 完全版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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