沈まぬ太陽 4 会長室篇 上

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  • 新潮社
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感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103228172

感想・レビュー・書評

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  • 4巻からは会長室篇。
    前半はほぼ恩地は登場せず国見会長誕生の経緯だけ。後半は恩地周辺の話も増えてくるが、狂言回しのような存在となっていてアフリカ篇とは物語中での存在感は異なる。

  • とても読み応えのある本です。
    山崎豊子さんの本は、初めて読みましたが、全巻一気に読んでしまいました。
    私は通常は、様々な本を平行して読むのですが、この本にはまり、こればかり読んでしまいました。

    巨大企業と個人との戦いを通じて、社会の不条理さ、人間の欲やプライド、良心などとてもよく書かれています。
    それもそのはず、著者が実際に起きたことを綿密な取材を通じて書き上げた本なので、これほど迫力のある本が書けているのだと思います。

    とてもおもしろく、ぜひおすすめしたい本です。

  • 半官半民組織では実際これぐらいの腐敗があるかもだが、違法行為に対して会計監査とかで全く引っかかってこないのは管理側も無能だからか… 組合、利権、政治、現場が複雑に絡み合って長編らしく読み応えあり

  • 2015/04/11完讀

    首相決定要徹底改造國航空的體質,從紡織界找來有重整經驗的國見擔任會長。恩地也因為之前勞組的經驗被提拔進入會長室。但航空公司內部已經腐化至極,工會之間之鴻溝已無法輕易解決,加上領導階層各有盤算(看到收旅行社回扣,讓我現在看到旅行社便宜的票都想到這個。。),也有不堪入目的貪腐,要推動改革難如登天。

  • 最終巻が待ちどうしい

  • 黒く腐り切ってる。最終巻でなんとかなるのか。

  • 王道を行く労務政策で定評のある国見が会長になり、その会長室づけの部長として抜擢された恩地。

    ただ、腐敗の進んだ社内の反発分子の反感を買い・・・・


    正義を貫くには王道に徹するべきだけど、社会人たるもの周りの状況をよく見て、空気を読まないと大変なことになるぞ。。と改めて感じる内容です。。

  • 疲れてしまい、あまり読めなかった1冊。人の欲がどれほどまで人間を変えていくか、あらわになっていく。

著者プロフィール

山崎 豊子(やまざき とよこ)
1924年1月2日 - 2013年9月29日
大阪府生まれの小説家。本名、杉本豊子(すぎもと とよこ)。 旧制女専を卒業後、毎日新聞社入社、学芸部で井上靖の薫陶を受けた。入社後に小説も書き、『暖簾』を刊行し作家デビュー。映画・ドラマ化され、大人気に。そして『花のれん』で第39回直木賞受賞し、新聞社を退職し専業作家となる。代表作に『白い巨塔』『華麗なる一族』『沈まぬ太陽』など。多くの作品が映画化・ドラマ化されており、2019年5月にも『白い巨塔』が岡田准一主演で連続TVドラマ化が決まった。

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