- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103256229
感想・レビュー・書評
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川上未映子さんのエッセイは初めて読んだ。
なんとなく、勝手に持っていたイメージ通りというか。独特な文章感が堪能できた。
週刊誌連載のものだから、ひとつひとつがすごくあっさりしててちょっと物足りなさも感じつつ、時おり挟まれる関西弁での主張がツボにはまって笑いそうになったり。
また別のものも読んでみたいと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何でも表裏一体。だから在るのかな。
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帯に騙されたけど、地震はあまり関係ない。相変わらずタイトルのセンス凄いね。著者のエッセイは好きだけど、これはとっちらかってる印象かな。まあまあ。暇つぶしに。
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ポケチン。
わたしの中で、確実に薄らいでいた「あの日」が蘇って、忘れるなんてできないよ、と思った。
街は、確実にあの日を押し流そうとしているけれど、そしてわたしも、確実に押し流されようとしているけれど、まだまだまだまだ、あの日から一歩も動けない人がいることに、思いを馳せなげればいけないんだ。
いつか、悲しみを抱いたまま、動ける日が、きっと来る。 -
畠山さん
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やっぱり未映子さんは好きだなぁ。感性が研ぎ澄まされている。作家だから当たり前なのだけれど。私には彼女の文書は心地よい。可愛らしいし、力強いし、心が澄んでいることをもの凄く感じるのです。一所懸命に生きて、考えていると想うのです。彼女のような人が世の中を変えていくのでは、と思います。
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わからない言葉があったらすぐに意味を調べる癖が偉いなって思った。
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最初、いきなり震災の話で始まり、このままこの調子なのかな、と気分が重くなったけれど、そうではなく、しかも普段思考していることを書くこの人がエッセイに書くほどに震災というものは大きかったんだな、と思わされた。
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オモロマンティック・ボムの二冊目だったんですね。川上さんのエッセイです。
前半は震災について、後半はいつもの川上さんの日常などが書かれています。相変わらずおもしろかった!
印象に残ったのは新幹線の中の話。あと、家族との思い出の話もキュンときました。 -
120715*読了