本当の強さとは何か

  • 新潮社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103300724

感想・レビュー・書評

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  • 体育会系への憧れが止まらない。

  • ビジネス書・啓発・啓蒙書へと進路を切っていますね。「希望の格闘技」読み終えた後、五輪書中井祐樹版がいずれ出るでしょう、と感じましたが。着々と近づいていると思います。

    共感はしても傾倒しないことが、啓発・啓蒙書で気を付けていること。
    守破離をしてこそですから。守だけで終わらないようにしたいです。

  •  本書でも語られる今日の柔道ルールは、オリンピックに偏っている。柔道はほとんど伝える者がいなくなりつつある古流柔術に対して責任を負っていると思う。オリンピック柔道をやる一方、古流の技術や精神を伝えてゆくルールで、せめて二年に一回ずつくらいは試合を開催してくれないものか。試合がないと技術は忘れられてしまう。
    ある格闘家が言った言葉。
    「試合前の稽古って辛いんですよ。でもすごく充実してるんです。この頃は漸く試合のために稽古をするんじゃなくて、この充実した時間のために試合があるんだって思えるようになりました。」
     本書は、人の生き方、志の本であった、というのが読んだ実感である。

著者プロフィール

1965年生まれ。小説家。北海道大学中退後、新聞記者になり、 第5回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞して2007 年『シャトゥーン ヒグマの森』(宝島社)でデビュー。2012年、『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』(新潮社)で第43回 大宅壮一ノンフィクション賞と第11回新潮ドキュメント賞をダブル 受賞。他の著書に『七帝柔道記』(KADOKAWA)、『木村政彦 外伝』(イースト・プレス)、『北海タイムス物語』(新潮社) などがある。

「2022年 『猿と人間』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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