私の遺言

著者 :
  • 新潮社
3.43
  • (5)
  • (10)
  • (16)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 69
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103309048

作品紹介・あらすじ

驚くべき超常現象に見舞われた著者による渾身のメッセージ。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 著者の体験した大量の心霊現象を通して人としての生き方を教えてくれる本、であると感じた。
    ただ、書かれている心霊現象については事実を淡々と描いているだけに、余計にその恐ろしさが際立ち、今まで読んだどの心霊本、ホラー本より怖かった。
    アマゾンのユーザーレビューでは、怖くなって途中で読むのやめたので★一つ、としたものを見たが、さもありなん。
    今後は月刊ムーの心霊話がちゃんちゃらおかPくて読めなくなると思った。
    あ、あと「遺言」となっていますが、2017年9月現在、著者はまだご存命で、執筆活動もされています。

  • 93歳何がめでたい、がヒットしている佐藤愛子さん、初めて読んで驚いたことがいっぱい、

    心霊世界の扉が開いている、死後の世界を考えている作家、

    神に正義はあるのか、正直な努力家、律儀に暮らしている人が次々に災難に見舞われる、神は不公平だ、神はなぜ人間を作ったのか?

    祈れば神が聞き届けてくれるものではない、祈れば魂が浄化されていく、それが祈りの意味、
    神様は見ておられる、神ヘの畏敬の念、

  • 国を思い、憂い、苛立つのは分かる。しかし、あなたの体験を基調に、この国の行く末に何らかの示唆を唱えるのは、実におこがましい。実生活における現実離れした怪現象の数々は、小説としてはいくらか面白い。しかし、それを充分に理解してくれないといって批判される医者も、電話やFAXを何度も修理させられるNTT職員も気の毒ではないか。奇人変人という周りを責めるなかれ。

  • 読後、「この本には何か大事な情報の入り口が含まれている…」とぼんやり感じ、その直後に怪奇現象に見舞われました。この本棚にいれる時も、一回バグった。

  • もう15年以上前?テレビに佐藤愛子が出ていて、北海道に購入した別荘で起こる怪現象について、顔をこわばらせながら話していたのを妙に覚えている。同じその番組で別の北海道の心霊現象もやっていて「北海道って怖いなーでも住むわけじゃないし関係ないや」と思ってたけど、今はなぜか北海道に住んでいる。

  • 佐藤愛子さんの身辺に起こった心霊現象。
    美輪明宏さんとのつながりや、江原博之さんとの交流、
    果ては、日本全体の波動についてなど、
    スピリチュアル、心霊、実体験を書かれた本です。

    なるほどなぁ、と思うところあり。
    佐藤愛子さんの逞しさにすごいなぁと感服。
    血脈よんでみようかな。

  • 2/3ほどは心霊現象の話ばかりがこれでもか、と続く。いいかげんイヤになったところで最後のほうにやっと「波動を上げる」、というようなことが出てくる。これをわからせるために、本などで伝えるために心霊現象のようなことが起こったのだろうか。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

大正12年、大阪生まれ。甲南高等女学校卒業。昭和44年、『戦いすんで日が暮れて』で第六十一回直木賞を受賞。昭和54年、『幸福の絵』で第十八回女流文学賞を受賞。平成12年、『血脈』の完成により第四十八回菊池寛賞、平成27年、『晩鐘』で第二十五回紫式部文学賞を受賞。平成29年4月、旭日小綬章を授章。近著に、『こんな老い方もある』『こんな生き方もある』(角川新書)、『破れかぶれの幸福』(青志社)、『犬たちへの詫び状』(PHP研究所)、『九十歳。何がめでたい』(小学館)などがある。

「2018年 『新版 加納大尉夫人 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

佐藤愛子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×