朝が来るまでそばにいる

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 496
感想 : 81
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  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103319634

感想・レビュー・書評

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  • 弱ったとき、逃げたいとき、見たくないものが見えてくる。
    高校の廊下にうずくまる、かつての少女だったものの影。
    疲れた女の部屋でせっせと料理を作る黒い鳥。
    母が亡くなってから毎夜現れる白い手……。
    何気ない暮らしの中に不意に現れる、この世の外から来たものたち。
    傷ついた人間を甘く優しくゆさぶり、心の闇を広げていく。
    (アマゾンより引用)

    この人の本、たまにこういうのあるよね…

  • 身近にありそうな出来事を描いたホラー短編集。
    稽留流産してしまった女の話、最愛の妻を亡くした夫が妻に取り憑かれてしまう話、初恋相手の宣材写真を撮る女性カメラマンの話、母を亡くした少年が父と共に母の死を乗り越えようとする話、人生最期の日をどう過ごすかを想像する話、霊が視える養護教諭に見つけてもらう学校に取り憑いた地縛霊の話。

    どれもたんたんとしていて薄気味悪さがホラーには良い。でもちょっと単調であまり印象に残らず、読んだそばから忘れてしまいそうな感じが私には合わなかったかな。

  • 「眼が開くとき」…鋭い美的感覚
    「かいぶつの名前」…ちょっと怖いけど残る

  • うーん。いまいち。

    よるのふち
    というお話が1番好きでした。

  • sg

  • 面白いと思えない話は本当進まない。
    これはホラー?

  • ホラー短編集。あの世の者が出す食べ物は食べてはいけない…引き込まれてしまう。どうして愛すべき人をあちら側に連れて行こうとするかな…と思慮の浅い私などは思ってしまう。トシのせいか、温かい話が好きだから、こういう内容は頭がうけつけない(笑) どういう事か誰か説明してーってなっちゃう。気持ち悪いの先の作者の思惑をきちんと読み込めるには どういう読書すればいいんだろーって思った。

著者プロフィール

1986年千葉県生まれ。2010年「花に眩む」で「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞しデビュー。16年『やがて海へと届く』で野間文芸新人賞候補、17年『くちなし』で直木賞候補、19年『森があふれる』で織田作之助賞候補に。著書に『あのひとは蜘蛛を潰せない』『骨を彩る』『川のほとりで羽化するぼくら』『新しい星』『かんむり』など。

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