- Amazon.co.jp ・本 (119ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103356516
作品紹介・あらすじ
あの白い不思議ないきもの誕生のひみつ。絵画から漫画、風刺画、絵本、小説まで、あらゆるジャンルで才能を発揮し、世界中の人々に愛されるキャラクター“ムーミン”を創り出したアーティスト、トーヴェ・ヤンソン。その創作世界をトーヴェ研究の第一人者が案内する決定版。アトリエや毎夏を過ごしたクルーヴ島などフィンランドのゆかりの地も辿る。生誕百年記念刊行
感想・レビュー・書評
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トーベ=ヤンソンのムック本。
図書館で借りた。
よく作り込まれていて楽しめた。
児童文学のムーミン、絵本のムーミン、漫画のムーミンなど色んなバリエーションがあることが知れた。私が小さい頃読んだちょっと不気味なムーミンは絵本だったようだ。
巻末にキャラクター図鑑もついていて、面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
トーヴェ・ヤンソンの魅力がぎゅっと詰まった本だったなぁ。ムーミン以外の作品の存在について、小説ぐらいしか知らなかったのだけど、絵本作家、画家、漫画家、挿絵画家などいろんな芸術家として活躍した人なんだな。60歳の頃の自画像とか、トロールのふしぎな冬の挿絵とか、本当に素敵。ヤンソンの絵って、独特な線と繊細さと穏やかで不思議な雰囲気が漂ってて、すごく好き。
絵もヤンソンその人も、個性豊かで魅力的。唯一無二。
ムーミンも最初の方しか読めてないんだけど、途中からすごく面白くなりそうだから、また読み始めよう。「誠実な詐欺師」も読んでみたい。 -
昔、児童書でムーミンを読んでいたので懐かしかったです。作者のトーヴェ・ヤンソンは15歳の頃から社会風刺雑誌の挿絵や表紙を描いていました。第二次世界大戦直後、トーヴェが31歳になる年にムーミン物語第1作が刊行されたものの、売れ行き不調で絶版に。38歳の時、運良くイギリスの新聞社からマンガ連載の依頼があってから、イギリスで爆発的にヒットします。その後ムーミンは世界中に広まり、今でも根強い人気があります。晩年は大人向けの小説も書いています。画家、絵本作家、マンガ家、小説家といったいくつもの顔を持っていたトーヴェ。ムーミン以外の作品も見たくなりました。
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またヤンソン本買い足した。
ムーミンについてだけじゃなく、コミックスや絵画作品についても記述があってよかった。
1975年の自画像は、前に展覧会で見て強烈に印象に残ってる。また見たくなった。
著者がトーベ・ヤンソンと会ったときのとこなど、人柄を想像しながら楽しく読んだ。 -
桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/566817 -
ムーミンの作者として知られるトーベ・ヤンソンの少女時代〜晩年までの軌跡を豊富な写真と穏やかな文章でまとめた本。作者とトーベとの交流や家族の話など、作品だけでは分からないトーベ・ヤンソンの人間的魅力が見られる。以前、新潟で開催されていたトーベ・ヤンソンの展覧会で彼女の若い頃の作品や孤島の小屋などを見て、日本のアニメムーミンとムーミングッズくらいしか知らなかった私は小さな衝撃を受けた。童話作家は芸術家トーベ・ヤンソンの一面に満たない。この本ではプライベートと作品の両面についてより詳しく知ることができたと思う。