「生活工芸」の時代

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103365310

作品紹介・あらすじ

「器によって暮しがどうこうなるなんて、そんなきれいごとは口にしたくないんです」〈二〇〇〇年代半ば、気がつくと書店の生活系の本のコーナーは「白い本」ばかりになっていた〉。この十数年は「生活工芸」の時代だった。「暮し系」とも呼ばれ、ライフスタイル全般に及んだカルチャーを主役たちが率直にふりかえる。安藤雅信、大嶌文彦、小林和人、坂田和實、山口信博、鞍田崇ほか。「瀬戸内生活工芸祭2014」オフィシャルブック。

感想・レビュー・書評

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  • 本の感想ではないのですが、

    読後気になり、この本の中に出てくる、「Zakka」というお店に行ってみました。
    こんなに暮らしているかのようにお店を営んでいるひとは初めてで、衝撃を受けました。
    お湯を沸かしたり、苔に霧吹きをしたり、、わたしがある人の生活の中に透明人間になって入り込んでいるような気分でした。

    これからの人生のヒントになるような、小さな欠片をもらったような、気がしています。

  • 生活工芸とは何か
    切り口は色々

    いちばんしっくりきた記述は、
    “生活工芸に思想とよぶべきものがあるとすれば、ジャンルや時代といった縦割りの概念で語られるばかりだった工芸に、「生活」という横断の視点を持ちこんだこと”

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著者プロフィール

三谷龍二/みたにりゅうじ
木工デザイナー。1981年に長野県松本市に工房ペルソナスタジオを開設。ふだん使いの木のうつわやカトラリーなどが人気で、全国で個展を多数開催している。2011年には自身のうつわを常設する店、「10センチ」を松本にオープン。

立体作品も手がけており、伊坂幸太郎『オー! ファーザー』『重力ピエロ』、翻訳作品『朗読者』などの表紙に携わる。
松本の一大工芸イベント、「クラフトフェアまつもと」「工芸の五月」にも発足当初から携わっている。著書に『遠くの町と手としごと』(アノニマスタジオ/2009)、『三谷龍二の10センチ』(PHP研究所/2012)、『「生活工芸」の時代』(新潮社/2014)ほか。

「2015年 『日々の道具帖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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