- Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103370918
作品紹介・あらすじ
国債暴落――破綻寸前に陥る巨大銀行。売国奴たちの野望に、二人の男が立ちはだかる! 一夜にして巨大負債を抱え、機能不全に陥る巨大銀行。外資ファンドが買収に名乗りをあげ、エリート行員達が無力に泣き崩れる中で、辣腕ディーラーの桂と気くばり総務の二瓶のコンビが史上最大の買収合戦に挑む! 五千億円を動かし、国際経済の裏表を知り尽くした伝説の投資家による、全ビジネスマン必読のエンタメ経済小説!
感想・レビュー・書評
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本格経済小説、企業小説を期待したが、正体不明の組織が出てきたり、現実離れした人間関係が絡んできたりで「うーん」。帝都銀行という名前を残すVS日本国への復讐という構図も「なんだかなあ…」。それでもスピーディな展開はシリーズを読んでみようかなという気に…
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2019.11
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【作品紹介】
国債暴落――破綻寸前に陥る巨大銀行。売国奴たちの野望に、二人の男が立ちはだかる! 一夜にして巨大負債を抱え、機能不全に陥る巨大銀行。外資ファンドが買収に名乗りをあげ、エリート行員達が無力に泣き崩れる中で、辣腕ディーラーの桂と気くばり総務の二瓶のコンビが史上最大の買収合戦に挑む! 五千億円を動かし、国際経済の裏表を知り尽くした伝説の投資家による、全ビジネスマン必読のエンタメ経済小説! -
16年2月からWOWOWで椎名桔平&桐谷健太でドラマ化されると云うので読んでみた。配役的にはなるほどとうなずける。話としては、結構ややこしくてもう一つと云う印象。こう云う世界って好きじゃないなあ・・・
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合併で巨大になった銀行.役員のほとんどは老舗銀行の出身だが、吸収された銀行マンだった桂が専務になったのは、父親が大学教授で現在の頭取の恩師になるからだ.相場師として活躍している桂.二瓶正平はヘイジと呼ばれるが、傍系銀行出身とはいえ、修羅場を経験している.銀行名を元に戻す見返りとして、西郷頭取が金融庁から巨額の国債を引き受ける.日本国債暴落の煽りで、巨額の負債を被ることになった状況を、桂とヘイジが切り抜ける物語だが、官僚の無責任さ、銀行の人材不足などで厳しい状況となるが、的確な情報と日頃から培ってきた人脈などをフルに活用して、アメリカの投資ファンドの乗っ取りを防ぐ.臨時株主総会での場面の記述は素晴らしい.湯川珠季,塚本卓也,佐川瑤子の存在と「蝙蝠」が重要な役割を果たしている.
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話の構成が凄い。最後まで一気に読んでいた。
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イッツ・ア・スモール・ワールド。
まさにこの言葉のごとく、登場人物同士の関係性が、
あまりにも無駄がなさすぎて、驚くとともに、
ちょっとご都合主義のように思えなくもない。
国際暴落なんていう事態を招来しかねないことは、
やはり、ギリシャ問題のごとく、覚悟しておかなけるばならないことを痛感。