- Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103622055
作品紹介・あらすじ
年上のあの人を追って、18歳のカヲルは海を渡る。期待と続望の間を行き来する、狂おしくもどかしい恋-。そんなある日、手強すぎるライバルが、突然現れた。親子四代が弄ばれた悲恋の運命に、カヲルは天性の美声を武器に立ち向かおうとするが…。恋は遂に、叶うのか?『彗星の住人』に続く、「無限カノン」第二部。
感想・レビュー・書評
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カヲルと不二子の恋。不二子は皇太子妃雅子さまを意識した人物像。雅子さまも昔はこんなに輝いていたのでは・・・と思わせる。
三部作
第一部:彗星の住人
第二部:美しい魂
第三部:エトロフの恋詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
年上の不二子に手の届かない高貴な人がライバルが、なんとなく○○○様を思う。
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カヲルと不二子の恋。不二子は皇太子妃雅子さまを意識した人物像。雅子さまも昔はこんなに輝いていたのでは・・・と思わせる。
三部作
第一部:彗星の住人
第二部:美しい魂
第三部:エトロフの恋 -
この小説は間違いなく星5つです。
前作『彗星の住人』を知らなくても読めるようになっているので、これ単独でもおすすめ。
読者はきっと皆、カヲルや不二子に感情移入しながら読み進めていくに違いない。
ふたりの煮え切れない心にいらだったり、横やりを入れてくる連中に腹立たしさを感じたり。
僕は皇太子にまで怒りを覚えてしまった。
小説と分かっているのに、ここまで自分が物語のなかに入っていってしまったのが不思議だった。
著者の能力がなせるわざだろう。
読んでいる間ずっと心が騒いで仕方ないのだが、294頁あたりからは急に美しい世界に引き込まれていく。
カヲルと不二子の最後の逢瀬は、ただただ切なくて美しい。
清々しい気持ちで最後のほうは読める。
第3部の波乱を予感させつつも、甘くそして哀しい余韻に浸りながら、読後にため息をひとつつきたくなるに違いない。 -
2009/9/7購入
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三部作の2部目。素敵な恋愛小説でした。一瞬、「もしかして事実?!」と思ったり・・・。小説は嘘物とはわかっていながらも、騙されそうな気分になりながら、読み終わった三部作。
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今後どうなることやら。
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「彗星の住人」の続き。1話は時代の変化が多かったから、薄かったがこちらではカヲルさんの心情の動き・恋のすれ違いが、これでもかというほど描かれていた。島田さんの作品によく出てくる、「優柔不断で投げやりな少年」が好きだ。(イライラするけど)
普段は何日もかけて読む私が一日で読んでしまった。途中で手を止めるのが惜しかったからだ。
このあと、「エトロフの恋」に繋がるのだが、先に読んでしまったことを後悔している。結局もう一度読みたくなってしまった。 -
年上のあの人を追って、18歳のカヲルは海を渡る。
期待と絶望の間を行き来する、狂おしくもどかしい恋――。
そんなある日、手強すぎるライバルが突然現れた。親子4代が弄ばれた悲恋の
運命に、カヲルは天性の美声を武器に立ち向かおうとするが……。恋は遂に、
叶うのか?『彗星の住人』に続く、『無限カノン』第2部。