他流試合: 兜太・せいこうの新俳句鑑賞

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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103701040

感想・レビュー・書評

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  • 伊藤園新俳句大賞作品を題材に俳句の手法、流派、歴史、読み方、考え方等々の知識が得られます。

  • ベテランべらんめえ俳人といとうせいこうとの対談集。伊藤園へ投句を元に「俳句とは」「鑑賞とは」と奥深い会話が語られる。金子が懐深く自在に飲み込み、わかりやすく解釈し、とても興味深い俳句論と読んだ。

  • 散文のいとうせいこうと、俳句の兜太の対談集。俳句とは、切れとは・・・なるほどと思いました。

  • おーいお茶のラベルに印刷してある俳句をみて「こんなカジュアルな句でいいんだなあ」と思った事がある。流行りの女流歌人モノは好みではないが、普通の人が詠んだ普通の句が、なんかいいな、と。書店でこの本を手に取ってはじめて、おーいお茶の俳句の選者がこのお二人だと知った。季語だなんだと型にこだわってはつまらない。俳句のルールを使って、いかに表現するか。要はそういう事だろうか。なんだ、面白そうじゃないか。学校でやらされた時はあんなにイヤだったのに。さらっと一句ひねれたら、さぞ楽しいだろうなあ。

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著者プロフィール

金子 兜太(かねこ とうた)
1919年埼玉県生まれ。東京大学経済学部卒業。1943年日本銀行に入行。加藤楸邨に師事。1962年、同人誌「海程」を創刊、主宰。1978年埼玉県文化賞受賞、1983年、現代俳句協会会長、1987年より朝日俳壇選者、1988年、紫綬褒章受章、1996年、句集「両神」で詩歌文学館賞受賞。1997年、NHK放送文化賞。2005年日本芸術院会員、2008年、文化功労者。
主な著書「種田山頭火 漂泊の俳人」「小林一茶」「感性時代の俳句塾」「放浪行乞」「わが戦後俳句史」「一茶句集」ほか。句集「少年」「蜿蜿」「暗緑地誌」「遊牧集」「金子兜太全句集」「黄金子兜太句集」「皆之」「詩経国風」「金子兜太集」第1巻~第4巻ほか。

「2022年 『金子兜太 俳句の古典を読む ─芭蕉 蕪村 一茶 子規─ CD版 全6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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