- Amazon.co.jp ・本 (399ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103841043
作品紹介・あらすじ
険しい山に囲まれ、悠久なる大河が流れる王国。長年続く野賊との内戦を終らせ、祖国に平和をもたらす-正義を胸に、理想を貫き、どんな状況でも、「生」を信じ、国を愛し闘い続けた大佐・テミズ。この男が人生を賭け、夢見たものは…。人々を愛し、孤高の生を全うした男の壮大で波乱に富んだ人生を描く、新鋭による圧巻の長編小説。
感想・レビュー・書評
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読んで良かった。後半、こんなに泣くとは思わなかった。なんだかな。
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長年の内戦を終らせ、国に平和をもたらす。信念を胸に、野賊との闘いに生涯を賭けた軍人テミズ。祖国を愛し、人を深く愛した孤高の男の波乱に富んだ人生を描く。
非常に重い、骨太ファンタジー。ファンタジーですが児童書ではなく、一般文芸として出されるのが正しいです。
テミズは狡猾で、人間臭いところもある男ですが、その中には一本の太い芯があるやっぱり崇高な人物でした。
終盤で殿下が即位して、物語が一気に動きたすところは実に快感。ただ、惜しむらくはどんな国で、どんな文化があって、どんな気候で、どんな風土で、どれくらい産業が進んでいるのかなどが書かれていなかったことが残念。
ですが、タイトルにふさわしい大河小説でした。 -
アマヨク、頑張った。
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わあ!文庫にならないのが不思議なくらい、めちゃくちゃ面白かった。一生を描くわけなのでやはり急ぎ足にはなるけど、俯瞰したところからの視点が合っていたかも。映画を観ているようでした。
ちなみに、2012年に文庫化しました(びっくりした)ことを追記します。 -
大河恋愛小説
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2011/03/08 読了
最後、切なすぎて泣きました。 -
信念を持った軍人アマヨク・テミズの一生。
彼が本当に生きていたかの様な読後充実感。
あの人物が、なぜ、そうしたのか、その心の奥までも読み終った後にずっと想像してしまう。
沢村さんの本は大人の為の読みごたえあるファンタジーだと思います。なんで絶版なんでしょう・・・。