楽隊のうさぎ

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 121
感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104377015

感想・レビュー・書評

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  • 部長に貸されました(笑)うさぎが吹奏楽にどう関係してくるのかなと思ったらそういうことですか。克久がどんどん成長していくのとか、周りとの調和とか吹奏楽以外にも読み応えのある本だったと思います。でもやっぱりある程度吹奏楽の知識がないと難しいかな。逆に言えば吹奏楽なら一度は読んでみるといいと思います。私にとって日常な風景を改めて文章にしてあるとなんだか違う感じがする。

  • 吹奏楽部の男の子の話。
    私も現役吹奏楽部なので、共感できることは多い。話はいいけど、語り口が単調というか、あまり私の好きなタイプじゃなかった。

  • 小学校ではいじめられっ子だった少年克久。中学に入ってもおとなしい性格は変わらない。しかし、ブラスバンド部に入ってパーカッションをすることになり、少しずつ変化していく。所属する花の木中学吹奏楽部は、音楽に熱狂的な森先生の指導の元、全国大会へのシード校となるような強豪校でもある。個性的な仲間に囲まれ、ティンパ二に打ち込む克久。
    主人公の成長を楽しむというより、コンクールに打ち込むブラスバンドを楽しむ一冊。かつてブラバンを経験した人にとっては、なつかしいシーンのオンパレードだろう。

  • 題名に惹かれて手に取った作品です。内容は青春と言うより、やはり思春期の成長という感じでした。うさぎの表現と言うか手法がなかなか生きている感じ。話自体よりも、技巧と言うのでしょうか、それがとても印象に残っている作品です。

  • 吹奏楽!

  • 懐かしいって感じ。中高の吹奏楽部のことを思い出した。今しか出せない音を出していることに感動っていうような話に共感した。

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著者プロフィール

中沢けい(監修)
1959年神奈川県横浜市生まれ。小説家。法政大学文学部日本文学科教授。一般社団法人K-BOOK 振興会代表理事。明治大学政治経済学部卒業。1978年第21回群像新人賞を『海を感じる時』で受賞。1985年第7回野間新人賞を『水平線上にて』で受賞。
代表作に『女ともだち』『楽隊のうさぎ』『月の桂』などがある。

「2021年 『茶をうたう 朝鮮半島のお茶文化千年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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