ビッチマグネット

著者 :
  • 新潮社
3.67
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本棚登録 : 1010
感想 : 195
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104580057

感想・レビュー・書評

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  • 初めて読む作家さん。癖強かったな~
    直接脳に語りかけられてるみたいな口語体で変な気持ちに。そのおかげかそれぞれの登場人物のイメージがつきやすかった。
    個人的には共感できないし、決して読みやすくはなかったけどなんかページをめくる手が止まらない、不思議な読書体験でした、、、

  • このごちゃごちゃ考える感じ、思春期に読んでたら影響受けそうだなぁ。

  • ビッチを引き寄せる超能力を持つ弟とその姉、母、父の話。姉の突拍子もない行動になんだかはっとなってんん?っとなってああ、なるほど、という感じだった。それぞれがきちんと自分の道に行きつけてよかった。

  • 舞城さんの長編を読んだのは久々だったけど、なんだかすごくエネルギーを使った感じがする。笑
    今回はそこまでぶっ飛んだ内容ではないけど、ずっと香緒里の脳内を見ているようだった。自分でも心と身体がアンバランスで突拍子もない言動や行動をしてしまうことってあるよなー。それを突き詰めていくと、香緒里のような思考になるのかもとか思ったりもした。
    いや、しかし香緒里の弟(友徳)への愛情がすさまじいな。最初は引き気味だったけど、あかりちゃんから友徳を守るあたりは本当にかっこいいよ。そんでもって、あかりちゃん怖っ!!実際にこういう女っていそうだなと思えるからこそ余計に怖い。
    最後のお母さんが結婚を先延ばしにした理由もびっくりっていうか、本当にキモッ!!って感じで思わず笑ってしまった。
    舞城さんが家族愛を描くとこんな風になるのか、と妙に納得。

  • 浮気性の父を持つ姉弟を中心にした家族の話。この人の本は初めてだが、他の著作のタイトルなどから持っていた印象とだいぶ違った。中盤まで何を描きたいのかよくわからなく、面白くなかったが、話がすっきりしてきた後半は普通に読めた。

  • 2015/12/14-12/18

  • お父さんは浮気をしてお母さんは塞ぎこむ家で
    年子の姉香緒里と弟友徳は、それぞれ考え自分の道を行く。

    姉弟同じ布団の中で想像した物語。
    友徳の周りにいる問題児並のずる賢い女たち。
    悩みながらも臨床心理士の夢を確実に近づける香緒里。

    話があっちこっちという印象。
    主人公が自分やばいとか思ってるけど、それ以上に真面目で健全だった。
    弟がビッチマグネットというキャラ付なのはわかったけど、表題になるほどでもない、のかな。。。

    著者が覆面作家で、結構芥川賞候補常連ということがわかり、今後に注目)^o^(

  • ビッチを引き寄せてしまうビッチマグネットの弟。舞城作品は以前別のものが合わなくて久しく離れていたのだけど、これはなかなかに良かった。弟を思うあまり多少暴走ぎみな姉が良い。2013/027

  • 兎にも角にも舞城王太郎。なんだけどあの愛情がわーっと溢れて土石流のごとく押し寄せてくるような勢いは停滞気味。きれいにまるめちゃったかな。いつもより説明的だし。結局阿修羅は超えられず。それでもやっぱり舞城大好き。

  • こんな本を書く人なのか。
    想像と全然違ってびっくりした。
    句読点が少なくて読みにくい。
    面白かったような、面白くなかったような。
    不愉快にはならんかった。
    若いなって感じ??

著者プロフィール

1973年福井県生まれ。2001年『煙か土か食い物』でメフィスト賞を受賞しデビュー。2003年『阿修羅ガール』で第16回三島由紀夫賞を受賞。『熊の場所』『九十九十九』『好き好き大好き超愛してる。』『ディスコ探偵水曜日』『短篇五芒星』『キミトピア』『淵の王』など著書多数。2012年『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦著)の25周年に際して『JORGE JOESTAR』を刊行。近年は小説に留まらず、『バイオーグ・トリニティ』(漫画・大暮維人)の原作、トム・ジョーンズ『コールド・スナップ』の翻訳、短編映画『BREAK』や短編アニメ『龍の歯医者』『ハンマーヘッド』の原案、脚本、監督などを手掛けている。

「2015年 『深夜百太郎 入口』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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