- Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104595518
作品紹介・あらすじ
今夜、運命は変わる、変えられる。豪華執筆陣が、イタズラな世界の24時×13夜を描いた掌編小説集。
感想・レビュー・書評
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午前零時をテーマに様々な作家さんが書いた短編集。
さくっと空いた時間に読めるような短編で、がっつり読みたくないときにはいいかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この時間丑三つ時より怖かったかな。
『ハンター』『冷たい手』『卒業』がゾワっとして『午前零時のサラ』がたまらない気持ちになりました。
日付変わる時間時計見られなくなりそうです。 -
“午前零時”をテーマに13人の豪華執筆陣がイタズラな世界を描いた掌編小説集<ミッドナイト・ストーリー>。
『ハンター』鈴木光司
『冷たい手』坂東眞砂子
『夜、飛ぶもの』朱川湊人
『卒業』恩田陸
『分相応』貫井徳郎
『ゼロ』高野和朗
『死神に名を贈られる午前零時』岩井志麻子
『箱の部屋』近藤史恵
『午前零時のサラ』馳星周
『悪魔の背中』浅暮三文
『1、2,3、悠久!』桜庭一樹
『ラッキーストリング』仁木英之
『真夜中の一秒後』石田衣良
“午前零時”がテーマとして一体何が起きるのか、どんな話が出てくるのかドキドキしながら読んだ。
掌編小説集ということで、読んだことのない作家さんの文章も気軽に読むことができる。
個人的には『卒業』と『ゼロ』が面白かった。 -
おもしろかった!
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うーん、短編ではこんなもんか!
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こういったアンソロジーを読むときは、新しい出会いを求めるのだけど、大きな発見はなかった。
個人的には、他の作品も読んでみたくなる、まであと一歩、でした。
そんな中で、印象に残ったもの。
馳星周さんの「午前零時のサラ」は泣いちゃった。
動物ものはずるいなぁ。。。切ないよ。
高野和明さんの「ゼロ」は、SF。
仁木英之さんの「ラッキーストリングス」は、ちょっとホラー。
坂東眞砂子さんは、うまいなぁ。
こういうこと、ありそうだな、と思っちゃう。
恩田陸さん、近藤史恵さんのは、読みなれているので、いつもの感じ。
やっぱり好きで、面白かった。 -
2012 5/13
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午前零時を題材に、十三人の作家がつぐむ短編アンソロジー。
午前零時なんてまだまだ起きている人も沢山いるだろうし、町は煌々と明るい。特別な時間だったのはいつの頃までなのだろう?でも、まだ子どもにとってみたら今日から明日へ、昨日から今日へと切り替わる摩訶不思議な時間なのかもしれない・・・。朱川湊人著の「夜、飛ぶもの」はそんな恐いようなわくわくするような気持ちを書いた話だった。ただ、何かの正体ははっきりさせなくても良かったんじゃないかな、なんて思ってしまう。
短編と言うことで、背景の説明なく進んでしまうものもあったけど、すっと入れるものと物足りないまま終わってしまうものなど、その差は何処に・・・。
印象に残ったのは、老いた母の世話しつつ抱えた焦燥が反転する坂東眞砂子著の「冷たい手」と、自分を捨てた飼い主を待ち続ける老犬の切ない話馳星周著「午前零時のサラ」でした。 -
貫井、馳先生などのアンソロジー。午前零時というと男女がテーマか、と思ったが馳さんのは裏切られず裏切られて、とっても良かった!!