- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104732012
感想・レビュー・書評
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ここまで主人公に嫌悪感を抱く小説は初めてで非常にインパクトありました。
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タイトルから白・新堂が書いた恋愛小説かと思ってたら・・・!!!これは黒・新堂のほうの小説ですね。ここまでとことん人間を貶めた小説はなかなかないかも。四つの短編集で、三つ目以外とりあえず出てくる人間が醜いこと醜いこと。とにかく登場人物のみんな吐きたいほどに誰か一途に愛してる。執着してる。そもそも愛とは余裕がなくなって嫉妬や独占欲で人を醜くさせるものですし。あと、出てくる人間も醜いけれど、出てくる料理も醜い!ウジとか、足がもがれたゴキブリだとか、一ヶ月前の刺身だとか、キャットフードとか。さすがにウジやゴキブリはキツイ。もう血と吐瀉物の臭いがどこからともなく漂ってきそうなくらいエグい。でも面白すぎて全部あっという間に読んでしまった。
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何よりもえげつい。
こういうのを狂愛っていうのかな・・・?
もう二度と読めないな、って思った本 -
作風が違いすぎて・・・
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これも、「独白するユニバーサル横メルカトル」とは別の意味で気持ちの悪い作品である。
新堂 冬樹が送る「暗黒純愛小説」たち。
短編形式なのだが、それぞれのゆがんだ愛の形が描かれている。
友人に勧めたら「ごめんマジで気持ち悪くて一話目で諦めた」と返されてしまった。うん、確かに、キモいかも。(笑) -
これも大好きな本となった。
短編集。
それぞれに吐きたいほど愛していて
愛とはやっぱり狂気をはらんでいるというもの。
全ての話、狂っていて好き。全部イイ!
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タイトル通りだぜ!
「吐きたいほどに」
えぇえぇ、キャラメルなめてて失敗したぜ!
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これは・・・様子がおかしい人ばっかり出てた。
行儀悪いんだけど、あたしはよく家でごはん食べながら本を読んでる。
この本は最初ちょこっと読んだだけで(登場人物についてのキモイ描写だけで)、うわっとなって違う本に変えたくらいキモかった。
中でも「お鈴が来る」が最後にハッとして精神的に来たな。 -
ここまでクロい人間を書けるのはこの人だけ。
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2006年☆読