路上の弁護士

  • 新潮社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105250089

感想・レビュー・書評

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  • 児童書の少年弁護士セオのシリーズが面白すぎるので、ついに大人の方にも手を出した。
    訳者後書きでおすすめされていたこの本をとりあえず取り寄せて読んでみる。なかなかのボリュームだったけど、すごく面白かった…!

    ホームレスのために戦う弁護士の話。
    いろんな弁護士がいる。自分はなんのために戦うか?なんのために生きるか?と問いかけられているように思った。

  • 読み出したら止まらなくなった。傍から見れば、エリート弁護士候補から、脱落してしまった主人公ですが、本当に生き甲斐のある人生とはなにか、考えさせられる作品です。最後の焦点となる裁判が終わった後のラストの展開、昔の弁護士事務所の行動が予想外のもので、本当に素敵。

  • ・貧困関係でまた一冊。
    ・大規模弁護士事務所に勤務する若き弁護士が、ある出来事をきっかけに収入や豊かな生活を投棄ててホームレスの為の弁護士に転身する、という再生を描いた小説。
    ・これはよく取材してる。アメリカの首都の影に広がる貧困の様子がしっかり描かれてる。
    ・エンターテイメントとしても最後まで一気に読ませる力がある。飽きなかった。
    ・自分のライフスタイルの虚しさに気付いた主人公と、そうではない妻が明確に対比されてるんだけど、そこは少し違和感。というか、再生を描くならそこは救えなかったのかなあと。
    ・ラストで老弁護士にも救いを用意してあって、なかなか爽やかで良かった。
    (八王子図書館にて借る。)

  • 2種類の弁護士の在り方が描かれている。名誉と金だけ追う弁護士はこの世にいらない。

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著者プロフィール

ジョン・グリシャム
一九五五年アーカンソー州生まれ。野球選手になることを夢見て育つ。ロースクール卒業後、八一年から十年にわたり刑事事件と人身傷害訴訟を専門に弁護士として活躍し、その間にミシシッピ州下院議員も務めた。八九年『評決のとき』を出版。以後、『法律事務所』『ペリカン文書』『依頼人』『危険な弁護士』など話題作を執筆。その作品は四十ヶ国語で翻訳出版されている。

「2022年 『「グレート・ギャツビー」を追え』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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