サイレント・ゲーム

  • 新潮社
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本棚登録 : 26
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (510ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105316044

作品紹介・あらすじ

辣腕弁護士トニーのもとに持ち込まれた依頼は、高校時代の親友でスポーツ競技のライバルでもあったサムの弁護だった。いまやレイクシティ高校の教頭となっているサムは、教え子の女子高生マーシーと関係を持ったあげく、殺害した疑いをかけられていたのだ。トニーの脳裡に甦ったのは、彼自身が28年前に恋人アリスンを殺したとして無実の罪を着せられ、苦悩した悪夢のような日々。苦い思いを噛みしめつつ、故郷の町に舞い戻ったトニーは、絶対不利な裁判を水際立った弁護で強引に評決不能へと持ち込もうとする。だが、裁判が進行するにつれ、パンドラの匣のように封印された彼自身の過去の悪夢が、事件に重くのしかかってくるのだった。すべての真相を知りながら沈黙をつらぬく殺人者の正体とは?かくして、真実をめぐって静かなるゲームが繰り広げられることになった-。法廷サスペンスの鬼才が心血を注いだ、追憶と懊悩の人間ドラマ。

感想・レビュー・書評

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  • この米国小説の長々と語る系+法廷モノだからして、ともかく文字多くて読むのも大変。
    なんだけども、このじんわりと外堀を埋めていき、みんなのエピソードが少しずつ語られて、段々と感情移入していくのは最高だし、それでも語りがつまんなかったらいかんともし難いけど、面白いんだからさすが。
    法廷でも、異議あり!と、スパーンと逆転みたいな派手さがなくて、というか地味にもほどがあって、その微妙なところで勝負するのか、おいっ、ていうのが、でもじんわり来るんだよなぁ。
    そして最後にはどんでん返し的なのも用意されていて、これもまたナイスで、総じて頑張って読んだよ、褒めて、ていう気持ちが半分、後はアーニーさんがあまりにも酷い扱いで、じんわりと米国の闇を見るのだった。

  • 読み始めると止まらない。文章も上手い。ただ話が暗くて読後感が良くない。

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