- Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
- / ISBN・EAN: 9784105373016
感想・レビュー・書評
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☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA38608629詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
極限状態に置かれたリーダーの姿。きちんと記録しなかったので再読を希望。
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「シャクルトンに消された男たち」を読んで、シャクルトンとはどういった人物だったのか?気になって読んだ本です。
シャクルトンに消された男たちは南極横断隊のサポート隊のお話で、このエンデュアランス号漂流はシャクルトンの本隊のお話。
1914年という、ものすごい昔の探検旅行がどんなものだったのか?今の常識で考えたら、即死レベルのひどい装備、計画に違いない。
このシャクルトンという人物や隊員の信じられないほどの不屈の精神とありえない奇跡が重なって、誰一人死なずに帰還した。普通、ずぶぬれになったらすぐに低体温症になって死ぬと思うんだけど…
この物語の中心は「不屈の精神」だな。 -
イギリスの冒険家、アーネストシャクルトン率いるの南極横断探検隊の実話。
写真が数多く掲載されていれ、当時の状況がよく伝わる。また、隊員たちの日記を元に書かれているため、彼らの心理状態や極限状況などに臨場感があり、物語に引き込まれる。
いくつになっても少年の心を持っていて、大きな野望を抱き無謀な挑戦をする彼らの人生を羨ましく感じてしまう。
子供でも読みやすいので、夏休みの読書感想文とかにもいいかも知れない。 -
極限状態の中で行動する男たちにひかれました。最後まであきらめない、すばらしい~
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2012/12/05 読了。
17ヶ月にもおよぶ過酷な漂流の物語に、最後全員が救出されるまで、重い気持ちの中で読み進めた。
外の寒さが厳しくなり、風邪もひいていたので、余計重く感じられた。
採用募集の広告名文(368頁)
:なるほどとは思ったが、感動はせず。
ただ、隊長として、隊員の無事を最優先したリーダーシップ、どんな困難な状況でも生き抜くことの大切さを感じました。 -
南極圏を1年以上に渡って漂流し生還した話。
事実にしたがって書かれているからか、翻訳のためか、文体はところどころ固め。
それでも十分読みやすかった。
私は犬を殺すくだりのところや、アザラシしか食べるものがない、という記述を読んだ日に
不覚ながらも夜、夢でうなされました(笑)。
無事に生還した場面では涙。
最後まで責任感のある船長には感服しました。 -
たいへんにホネがあり読み応えのある本でした。 アーネスト・シャクルトン隊長と27人の隊員の壮絶なる南極探検遭難サバイバル生還物語 です。 時代は1915年。第一次世界大戦がまさに始まろうとしている頃の実話でございます。隊長を含む28人の隊員全員が無事生還するまでの実話が、著者による徹底的な取材と研究により1959年に執筆されている。 このエンデュアランス号の物語はいくつかの本になっています。とてもひょんな事からこの本よりも先に読むことになった エリザベス・コーディー・キメル著の『エンデュアランス号大漂流』。 またシャクルトン隊長自ら書いた『南へ』 どれもノンフィクションとしては最高の本だと思います。(『南へ』はまだ読んでないけど、たぶん) でも、本のなかで本当に漂流するのはエンデュアランス号ではなくて、その乗組員たちと三隻の小型ボートなのです。エンデュアランス号はお話の最初の頃にすでに氷に閉じ込められてしまって、そのまま沈むまで海を漂流したわけではないのです。閉じ込められた氷といっしょに漂流したゾ、とは云えますが。 極寒地でのサバイバルの様子が詳細に書かれていますが、特に食べ物に関する描写が仔細に至っていて興味をそそります。アザラシからは油脂分が取れてそれが料理の燃料にまでなるのですね。人間生きようと思えばなんだって食える、の実証物語です。 冒険好きな読者の方々に全面的にどうしようもなく理屈なんか抜きでのお勧め本です。ぜひ読んでみてください。