日本的なもの、ヨーロッパ的なもの (新潮選書)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106004148

作品紹介・あらすじ

西欧文明を指標に進められてきたわが近代化。漱石、幾多郎ら多くの知識人は、それぞれの"あるべき近代"を模索した。その近代が揺れている。ポスト・モダンのゆくえは?「世界の中の日本」が問われる今、改めて見直すわれわれの位置。

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  • 【メモ】
    ・比較文学というよりは、比較思想(そんなジャンルがあるのかは分からないが)または日本思想史に属する本。

    ・2009年に文庫化。
    https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000211430

    【簡易目次】
    【序】日本的なもの
    第1章 日本美を貫く「一なるもの」――芭蕉と利休
    第2章 西洋思想「ヒロソヒ」の翻訳――西周 

    【破】日本の「近代」とヨーロッパの「近代」
    第3章 近代への不安――夏目漱石
    第4章 禅から哲学へ――西田幾多郎
    第5章 「いき」からの傾斜――九鬼周造
    第6章 「間」の倫理――和辻哲郎
    第7章 近代の超克――京都学派

    【急】テクノロジーの時代
    第8章 ハイ・テク時代の日本的なもの
    第9章 「歴史時間」は加速する
    第10章 テクノロジーと宗教

    [付録]西周の訳語一覧

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著者プロフィール

1944年京都市生まれ。京都大学文学部卒業。ミュンヘン大学哲学部博士号学位取得。ヴュルツブルク大学哲学教授資格取得。滋賀医科大学助教授、京都工芸繊維大学・大阪大学大学院・龍谷大学の教授を歴任。定年後、ケルン大学・ウイーン大学・ヒルデスハイム大学・テュービンゲン大学の客員教授を歴任。2014年5月より日独文化研究所所長。著書に『ヘーゲル論理学と時間性 「場所」の現象学へ』(創文社、1983年)、『「切れ」の構造』(中央公論社、1986年)、『西田哲学の世界 あるいは哲学の転回』(筑摩書房、1995年)、『感性の精神現象学 ヘーゲルと悲の現象論』(創文社、2009年)『西田幾多郎 本当の日本はこれからと存じます』(ミネルヴァ書房、2013年)、『共生のパトス コンパシオーン(悲)の現象学』(こぶし書房、2018年)などがある。

「2021年 『〈芸道〉の生成 世阿弥と利休』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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