武士道と日本型能力主義 (新潮選書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106035524

作品紹介・あらすじ

固定的な身分社会と思われていた江戸時代だが、実は藩主が家臣に更迭される「主君押込」や、有能な下級武士を抜擢する積極的な能力主義がうまく機能していた。武士道の根本規範は、減私奉公ではなく自立の精神と組織の繁栄追及であることを明らかにし、徳川吉宗、上杉鷹山などの改革や、幕末の幕府官僚の例を挙げて、新しい武士像を提示する画期的な組織論。

感想・レビュー・書評

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  • 将棋や武道の段位制も、いい意味での年功序列制と似ていると思った。下がることがなく、モチベーションを保てる。いずれにせよ、西洋式個人主義と勝るとも劣らぬ気合いが必要ですな。不断の努力

  • 赤穂事件

  • 藩が組織の始まり。

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著者プロフィール

国際日本文化研究センター名誉教授、大阪学院大学法学部教授。博士(文学)(京都大学)。専攻は日本近世史・武家社会論。主な著書に『主君「押込」の構造』(平凡社)、『士(サムライ)の思想―日本型組織・強さの構造』(日本経済新聞社)、『武士道の精神史』(ちくま書房)、編著に『徳川社会と日本の近代化』(思文閣出版)、『徳川家康─その政治と文化・芸能』(宮帯出版社)ほか多数。

「2020年 『信長の自己神格化と本能寺の変』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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