漱石はどう読まれてきたか (新潮選書)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106036590

作品紹介・あらすじ

近代文学が一気に開花した明治後期、漱石文学はどのように評価されたのか。100年後の今も読み継がれる、その魅力とは何か。何万ともいわれる評論・論文のなかから、「個性的な読み」「画期的な読み」を厳選して、「定説を読み換える論」「文化的・歴史的背景に位置づける論」「小説の"なぜ"に答える、意味付ける論」に分類し、その醍醐味と意義を大胆に分析する。

感想・レビュー・書評

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  • 論文集。様々な人の様々な角度からの考察。いろいろな視点が面白いが、漱石研究ってポピュラーなテーマなのだと知る。

  • NHK金曜日のソロたちへで紹介。
    何万ともいわれる評論・論文のなかから、「個性的な読み」「画期的な読み」を厳選した一冊。

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  • 141129 中央図書館
    漱石の各作品についての評論カタログ。今の文学部で文学理論や批評理論をやると、どういうアウトプットがあるのか、というののわかりやすい紹介だ。

  • いろんな読み方があるものだ。あらためて夏目漱石の作品をこれからも繰り返し読んでいこうと思った。私は漱石に関する評論で、今まで読んだなかで一番好きな作品は三浦雅士著『出生の秘密』です。さて、今後これを凌駕する評論が現れるだろうか。できるだけ漱石に関する新刊をリサーチしていきたい。

  • 明治から現在に至るまでの、漱石に関する代表的な評論・研究を紹介します。

    どの論文も興味深く、これだけ多様な読みを許容する漱石の世界の奥深さに驚くとともに、

    他の分野についてもこうした著作があればいいのになぁと強く思いました。

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著者プロフィール

1955年生。早稲田大学教授。著書に『漱石入門』(河出文庫)、『『こころ』で読みなおす漱石文学』(朝日文庫)、『夏目漱石『こころ』をどう読むか』(責任編集、河出書房新社)など。

「2016年 『漱石における〈文学の力〉とは』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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