- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106100406
作品紹介・あらすじ
二〇〇三年三月、みずほ銀行築地支店長を最後に、作家・江上剛は二十六年間の銀行員生活にピリオドを打った。なぜ、彼は愛する銀行を志半ばで辞めなければならなかったのか-。信頼するジャーナリスト須田慎一郎とともに、入行からの銀行員生活を振り返りながら、銀行の過去を検証し、今後のあるべき姿を探る。銀行の現実を知り尽くした二人による異色の銀行論。
感想・レビュー・書評
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昔の銀行と作者の銀行員時代の話。色々な事が、隠しもせず、書かれていて面白い。
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江上剛の銀行員時代の半生が書かれています。
銀行の現実が書いていて面白いですが、悪く言えばただの武勇伝です。 -
4〜5
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10年前の本ですが、現在でも教訓として生きる本。
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Kindleでの初読了本。
意外にもすごーく面白かった。
昔の銀行って、こんなだったんだなぁと。銀行がよくわかるかも? -
「銀行員」というものを何となくでも感じ取れれば、と思い、手に取ったが、手始めの本としてはふさわしくなかったかも(笑)。
ただの銀行批判になっているわけではなく、筆者の経験(多くはかなり裏側のもの)を基に、その当時の事情や想いなども描かれており、銀行への愛のようなものも垣間見え面白くはあった。
Memo:第五章 もう一度原点に立ち帰ろう より
・銀行員の役割
「元来の銀行は、金融を通じて企業や社会に貢献するという公的な役割を持っていたはず。しかし、私的利益の追求とのギャップが埋まらない現状」
「いま、この人と関係を結ぶことによって、十年後、自分自身がこの仕事に就いて良かったという喜びを感じられるだろうか、という見方」
・自分の価値を作る
「サラリーマンというのは、いつでも挫折があるんだから、その時の準備を若いうちからしておくものだよ」
「サラリーマンは外に出たときに何ができるかを常に考えながら仕事をすることが大事」
・キャリアプランニング・目的意識の重要性
「銀行員は着任したら転勤を考えて仕事をしなさい。着任したら、この支店や部署で何をするか、何がやれるか、まず考える。」
「自分の役割はどういうものであるか、どんな役割を銀行の中で担いたいのか、さらには長い人生をどう過ごすのか」 -
著者の若いころの話とか、今とあまり変わらないんだなぁと思った。
「なんでこうなんだろう?」って思ってた会社の不思議もちょっとはわかった気がする。
多くは書けないw -
2011/7/8読了。
良い刺激になった。この本の出版後10年間の、現在までの銀行の移り変わりについてもっと知りたくなった。 -
[ 内容 ]
二〇〇三年三月、みずほ銀行築地支店長を最後に、作家・江上剛は二十六年間の銀行員生活にピリオドを打った。
なぜ、彼は愛する銀行を志半ばで辞めなければならなかったのか―。
信頼するジャーナリスト須田慎一郎とともに、入行からの銀行員生活を振り返りながら、銀行の過去を検証し、今後のあるべき姿を探る。
銀行の現実を知り尽くした二人による異色の銀行論。
[ 目次 ]
第1章 金は簡単には貸さなかった―江上剛、銀行に就職する(成り行きで第一勧銀へ;女子行員とのつきあい ほか)
第2章 全ては六行で決めていた―江上剛、本店に勤務する(一回目の選別;全銀協の仕事 ほか)
第3章 みんな呪縛をかけられていた―江上剛、広報部に移る(広報と危機管理;総会屋への利益供与事件 ほか)
第4章 開店時には入り口に立つ―江上剛、支店長になる(支店長の責務;支店長にとってのリスク ほか)
第5章 もう一度、原点に返ろう―江上剛、銀行を去る(銀行はなぜこうなったのか;銀行の行方 ほか)
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