「小皇帝」世代の中国 (新潮新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106101472

作品紹介・あらすじ

「小皇帝」と呼ばれる一人っ子は一億人前後と推定される。社会人も急増し、現代中国を左右し始めている。新たな反日に走り、「打倒小日本!」と叫ぶ小皇帝世代とは。経済的繁栄の謳歌、巨龍(大国)意識…。しかし、このチャイナ・ドリームには闇も存在する。過保護に育てられ、出世競争に追われ、結婚難にあえぐ彼らは、精神的に深く病んでもいるのだ。旧来の常識がまったく通用しなくなった隣国の現在。

感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    「小皇帝」と呼ばれる一人っ子は一億人前後と推定される。
    社会人も急増し、現代中国を左右し始めている。
    新たな反日に走り、「打倒小日本!」と叫ぶ小皇帝世代とは。
    経済的繁栄の謳歌、巨龍(大国)意識…。
    しかし、このチャイナ・ドリームには闇も存在する。
    過保護に育てられ、出世競争に追われ、結婚難にあえぐ彼らは、精神的に深く病んでもいるのだ。
    旧来の常識がまったく通用しなくなった隣国の現在。

    [ 目次 ]
    第1章 新たなる反日(二〇〇五年四月九日・北京;羅剛事件の意味するもの;反日の娯楽化が始まった)
    第2章 巨龍意識(「小皇帝」たちが大人になった!;紅色旅行の少年四人組;中国不可侮辱)
    第3章 チャイナ・ドリーム(小資族時代がやってくる;帰国する頭脳集団)
    第4章 苦悩する青春(十三億の競争;地方出身大学生を襲う貧富の格差;病む心)
    第5章 未来への架け橋(日系企業離れが拡大している;新世代とのコミュニケーション;温度差を越えて)

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著者プロフィール

ノンフィクション作家。   愛知県生まれ。早稲田大学第一文学部卒、同大学院アジア太平洋研究科修了。1995年より2年間北京師範大学、北京語言文化大学へ留学し、98年より北京や広州のラジオ局にて、日本語番組の制作プロデューサーやMCを務める。2014年に帰国。

「2022年 『家計簿からみる中国 今ほんとうの姿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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