できる会社の社是・社訓 (新潮新書 211)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106102110

感想・レビュー・書評

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  •  様々な会社の社是/社訓を紹介しながら、その成り立ちや効用について解説.各社各様の成り立ちや、その後の経緯が興味深く、面白い.
     ただ、本書全体を貫いている、「社訓を替えた/捨てた会社=その後ダメになった会社」という主張が少々短絡的.なぜなら、一方で、社訓を大事にしながらも潰れて行った会社は数多あるはずで、そういう会社の「社是/社訓」は何が悪かったのか、という分析があれば、説得力が増すはずだ.
     とは言え、成功したサンプルのみの分析で、一冊仕上げちゃう安直な論理展開は、ビジネス本にありがちな論法で、この本だけの欠点ではない.素直な気持ちで、各社の「社是/社訓」を味わい、自ら考える姿勢が必須.
     だから、星3つ(素直に読めば良き参考書).

  • 最近話題のトヨタとかサントリーとかいろんな会社の社是・社訓が載っている本。企業の歴史を知ることが出来ます。

    最近この企業は創設者の意図に反してこんなことをやっているなんていう、作者の指摘もなかなか興味深かったです。

    社是・社訓というのは大概ごく当たり前のことが取り上げられていると感じました。それだけ「ごく当たり前のこと」を徹底するというのは難しい事なのでしょうね。

  • 一本筋が通っているとカッコイイですもんね。

  • 社是・社訓って会社を本当に一言で表しているなぁと感じました。
    社訓とは会社の理念を表していて目標は達成されていない、でも常に意識はして
    達成するように頑張っているということを教えられました。
    だから時代が変わったり世の中の流れが変わったからといって簡単に変わるようなものはだめでそれこそ創業者の熱い思いがその短い一言に込められているとストーリーを読んでいて感じました。
    社訓から分かる企業の精神っていうものが少し分かります。
    簡単な読み物としては非常に良いです。

  • CI・コンプライアンスブームのあおりを受け、すたれ気味の社訓をご紹介する本。

    基本的にエピソード付で、なかなかの大企業ばかりが紹介されている。江戸時代のお話もあれば、楽天の「スピード!スピード!スピード!」なんかもある。電通の鬼十則もばっちりある。
    気に入ったのは、「ヤマトは我なり」(ヤマト運輸)。てか、会社にずっと放置していたのでしばらく前に読んだ本。

    確か羽田空港かなんか買ったような、違うような。。。

  • 資生堂の「その言動は、家族に知られても構いませんか?」は響く言葉だ。社是、社訓が無い会社で働く者としては、羨ましい言葉が並んでいる本だ。いずれ自分が会社の「言葉」を作ると限りなく不可能に近い目標をここに記す。

  • こころに響きます

  • #58

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