誰も書かなかった自民党: 総理の登竜門「青年局」の研究 (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106105616

作品紹介・あらすじ

「日本一の雑巾がけ」が、しぶとさの原動力だった! 安倍晋三、海部俊樹、竹下登らを輩出した「青年局」とはなにか? 元総理や小泉進次郎などへの徹底取材から、党の強靭さを生む謎の組織の実態を、初めて解き明かす。

感想・レビュー・書評

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  • 正直青年局なんてノーマークだったからかなり面白かった

  • まぁ面白かった。ゴシップの類と、史実がごっちゃに書いてある気がする。

  • 常井健一氏、どうしてこんなに注目の政治家に懐を割らせる力があるのか?
    その疑問は、本著のあとがきで判明した。至極納得。

    自民党が幾たびかの下野を乗り越え、与党であり続ける
    要員として、若い政治家を育てて総裁にまで切磋琢磨させるプロセスが、手に取るように分かる著作である。
    多くの取材協力者のリアルな声が、説得力を増している。
    自民党の政策への賛同有無に関わらず、政党に必要なものを知りたい人にとっては必読の書。
    私は、しがない無所属地方議員であるが、この本を読んで自民党青年局に入りたくなった(笑)

  • レビュー省略

  • <内容>
    自民党青年局の歴史的経緯を抑えるための基本書

    <感想>
    小泉進次郎を中心とした青年局の歴史が分かった。
    青年局のたたき上げVS.世襲議員という側面が自民党にはあったのか。

  • 良書。
    小泉進次郎の取材を通じた力作。
    今まで知らなかった自民党の地道な選挙活動、若手後継者の育成。なんだかんだ言っても、よく出来たシステム。これでは、野党がなかなか上回れないだろう。

  • 小泉は、方言、客いじり、ご当地ねた。
    自民党青年局は1955年の結党時からある。
    公明党の青年局がMNP実現に向けて1000万の署名を集めたそうだ。
    自民党本部180人の諸君のうち青年局担当は2人だけ。
    青年海外協力隊は、竹下が青年局で発案した。

  • 小泉進次郎の同行取材と、自民党青年局の歴史を柱にした書。最初に歴代の青年局長の写真が出てくるがかなり違和感がある。
    しかし、若い時期にこのような組織で叩き上げの人材育成をしているから、民主党よりも組織として崩壊しないのだろう。
    青年局長からのちの総理がたくさん出ているから、人気も考えて、小泉進次郎はかなり総理に近い位置にいるといっていいだろう。

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著者プロフィール

1979年生まれのノンフィクションライター。ヤンキーとイノシシが元気に走り回る茨城県笠間市(旧岩間町)出身。しばらく東京・隅田川沿いに在住。著書『無敗の男 中村喜四郎全告白』が高い評価を受け、大宅壮一ノンフィクション賞と講談社本田靖春ノンフィクション賞の最終候補となった。『小泉純一郎独白』で第23回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞(作品賞)を受賞。街頭演説と選挙にまつわる昔話をこよなく愛す。地方選の観戦を通してその土地の特色を味わう「選挙ツーリズム」を提唱中。

「2020年 『地方選 無風王国の「変人」を追う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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