- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106105944
感想・レビュー・書評
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太田和彦さんの初の新書。冷酒のおいしい飲み方を披露した第1章、自伝的な第2章、名店の雰囲気を活写する第4章。など何れの章も面白いが、阪神淡路大震災後・東日本大震災後の居酒屋探訪を通じて、「居酒屋の社会的な価値」を描き出した第5章は、2020年の今、なおさら胸に迫る。
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久米書店リターンズを視て読みたくなりました。
世の中を知った、道理をわきまえた本当の大人が読む本です。学生さんが読んでも、まだちょっとピンとこないかも知れません。でも、若いうちにこの本を読んで勉強すれば、将来が楽しみかも(笑)。
最近、地域活性化のミニトークイベントに参加しましたが、居酒屋こそ地域ごとの特徴が如実に表れる場所ではないかと思います。居酒屋と言えば日本酒というのも納得です。私は全くお酒を飲まないのですが、読んでて日本酒が飲みたくなりました。太田和彦氏でなければ書けない名著です。 -
50を超えたら、居酒屋は一人で行くべし。
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月一くらいの頻度で居酒屋巡りをしていたのだが、最近途切れているなあと思いながら大阪へ職場が変わってしまったので、全く行かなくなってまった。土地鑑もなく友人もいないため、こちらでは余り行く気にならないのだ。
本書は「極める」という題からしても、かなり本格的な、力の入った飲み方やお店を紹介している。といっても派手さや豪快さを極めるものでは勿論なく、粋の追求というべきか、大人の飲み方である。自分はわいわい騒ぐ楽しい酒も好きだが、本書にあるような静かで粋な飲み方をしてみたいものだと思う。 -
ブログに掲載しました。
http://boketen.seesaa.net/article/415579123.html
「古くて小さい店」がいい。そこに一人で飲みにいって、気にいったら常連になる。誰とも話さず、一人で黙って飲む。他の客とも店主とも、「うわべだけのつきあい」にとどめる。通いつづけてやがて一目おかれる存在になる。これが、太田和彦の「居酒屋を極める」の内容。