- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106109300
作品紹介・あらすじ
教育大国スウェーデンではもうやっている! コロナ禍で増えた運動不足、心に負荷を抱える子供たち……低下した成績や集中力、記憶力や発想力を劇的に回復させるには? 親子で読む「脳力強化バイブル」上陸。
感想・レビュー・書評
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運動するのがいいよ、というメッセージ。スマホを持ち、早速使いすぎているので、子供に読ませたいので読んでみたが、うちの子に読ませるとなると期待はずれ。運動しない子にはいいかもしれない。
第9章の「スマホについて考えてみる」だけでも読ませてみようと思う。ちょっと内容が緩すぎて、あまり脅威が伝わらないかもしれないが、読まないよりかはいい気がする。
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前書きの2ページ目に、すでに結論が書かれていることに驚いた。
自分をレベルアップさせるためには何をしなければならないか。それは体を動かすこと。脳を鍛えるには、脳以外の場所を鍛える必要がある。
う~ん。そうかー。と思うと同時に、ここを立ち読みしたらもうこの本は売れなくなってしまうのでは…と、ちょっと心配になった。
だが、読んでみると、脳のメカニズムやどれだけの強度の運動がどれくらい必要かということや、具体的な運動の例なども書かれていたので、やはり前書きだけ、というわけにはいかない。
メンタルも鍛えられ、集中力、発想力、記憶力が上がるとなれば、運動しないという手はない。コロナの流行とともに遠ざかっていたスポーツジム。だんだん暖かくなってきたし、身体を動かさないとなあ、と思っていたところにかなりモチベーションをあげてもらえた。 -
「体を動かせ」「運動をしろ」というメッセージが一貫していた。
また、脳の仕組みや働きを、子どもでも分かるような平易な文章で説明しているので読みやすかった。
ただ、同じ著者(ハンセン先生)の「スマホ脳」の内容が充実していたこともあり、今回ももう少し濃い内容を期待していた。その点を含め星は3。 -
「脳を鍛えるのは、脳トレではない」
読んで、すごく納得!
子供でもわかりやすい文章なので、
小中学生から、受験生、教育関係の方、
ぜひ、読んでほしい。
教室をウロウロしている子には、
廊下に立ってなさい、はもう古い。
校庭を走ってきなさい、が集中力を高める。
ADHDは特別ではない、みんなが当てはまる。
軽いか重いかの違いで、対処法がある。
悩んでいる人には朗報だと思う。
脳の仕組みをパソコンなど、色々と具体的に説明されていて、すっと頭に入ってくる。
図書館で借りて読んだが、孫に買って、プレゼントしようと思う。ブラックフライデーだし。
「スマホ脳」は、まだ読んでないので、ぜひ読みたい。 -
この本の趣旨は、「運動をしましょう」なんですが、
個人的に初めて知ったのでのこしておきたいことがあります。
〈昔はよく、脳はパソコンに例えられました。
作業記憶(パソコンのRAM=ランダムアクセスメモリー)と長期記憶(パソコンのハードディスク)があるからです。一時的に覚えておく場所と、ずっと溜めておく場所があると考えられていたわけですが、実際にはむしろインターネットに似ています。今では、巨大なネットワークの中でパソコンが何台もつながっているようなイメージとしてとらえられています。
作業記憶(短期記憶)には海馬が大切な役割を果たしていて、それについては後ほどくわしく見ていきます。一方長期記憶について説明しようとすると話がかなり複雑になります。というのも、長期記憶は大脳皮質のあちこちに散らばっているからです。記憶というのはひとつの完全なファイルとしてではなく、細かい断片があちこちに保存されているのです〉
〈覚えておくためには、海馬が記憶を細かく分けてそれぞれにタグ(目印)をつけ、長期記憶として大脳皮質のあちこちに保存します
その作業には数時間から一日かかります。まずは海馬がその記憶を保存すべきかどうかを決めてから作業が始まるのです〉
〈この短期記憶から長期記憶への移動は「固定化」(しっかり固めること)と呼ばれています。
その際に海馬が記憶に細かくタグをつけ、脳のあちこちに送り出し、次に必要になるまでそこにしまっておくのです。〉
この固定化はその出来事が起きてから1日たったころに完了するそうです。たいていは夜寝ている間に「固定化」が行われていると考えられているそうです。
長期記憶があちこちに散らばっているというのが、初耳でした。
書かないとすっかり忘れそうなので、ここに書いてしまいました! -
とても分かりやすい文章で、参考になる本でした。
脳を鍛える最強の方法は、「○○❕」
すぐに始めるべきですねー。
ぜひぜひ読んでみて下さい。 -
自分の脳をアップデートさせるための方法が分かる一冊。その方法は簡単そうで難しいと思いました。なぜなら現状できていないからです。著者のベストセラー「スマホ脳」はいかにスマホが私たちの報酬型を乗っ取ってしまっているかがわかり怖いほどなのですが、本書はそのゾクゾク感はありません。そのため、読者に刺激がないという点では星が少なくなってしまう方が多いのではと思いました。
●脳を鍛えるのは脳トレではない
わたしの祖母がボケ防止に「ナンプレ」をやっているのですが、本書によればそれはあまり効果がないとのこと。効果があるのは〇〇。動くのが嫌いな人は早めに対策を見つけた方が良さそうです。(わたしです
●誰もがある程度 ADHD
この章はとても納得感がありました。ADHD だと劣っているというような風潮もありますが、本書にある「ADHD が進化の中で残った理由」を読めば今はその弱みが強調されているだけだという認識を持つことができます。サバンナ時代から脳が変わっていないので不安なことばかり印象に残りやすいのです。(「スマホ脳」より)また ADHD の人は○○が集中力アップにさらに効果的だそうです。
●モーツァルトの逸話
脳の話とは関係ないのですがニセの手紙が世界的に有名になってしまうというのはフェイクニュースのはしりかなと思いました。 -
全小中高校生に読んでもらいたい本。「スマホ脳」は小中学生にはちょっと難しいので、この本のように特別授業形式で出版してほしいと思いました。勉強も運動も大嫌いなうちの子に、試しに4分間縄跳びさせてから勉強させたら、いつもより長く集中できてるような感じがしました。でも、自主的にすることが大事なんですけどね〜。
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面白くはあった。けれどタイトルの「スマホ脳作者の特別授業」と言うだけあって、やはり内容の薄さは否めない。
スマホ脳は文句なしのベストセラーで、自分も誰かにオススメするなら本書よりもそちらかもしれない。けれど、スマホ脳は警告的な内容。
一方で本書は、脳の仕組みを知って人生をプラスに持っていこう、というようなポジティブなテイスト。(要は運動は脳に良いので、とにかく少しでいいから運動を始めよう、という内容)なので、別の本としての個性はあるのだけど、やはりスマホ脳を読んでおけばそれで十分かな?という気はする。
本書で入門しても良いし学べる点はあるけれど、やはりスマホ脳がオススメ。あと、(文字通り)行間が広いので、ページ数ほどには内容が無い、というのも書いておきたいポイント。
(書評ブログもよろしくお願いします)
https://www.everyday-book-reviews.com/entry/2022/01/10/%E3%80%90%E3%81%A8%E3%81%AB%E3%81%8B%E3%81%8F%E9%81%8B%E5%8B%95%E3%82%92%E5%A7%8B%E3%82%81%E3%82%88%E3%81%86%E3%80%91%E6%9C%80%E5%BC%B7%E8%84%B3_-_%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%B7%E3%83%A5 -
内容が薄く30分程で読み終える事ができ、しかも他の著作との重複多し。だから駄目と言いたいのではない。情報を得るとか、想像を楽しむというだけではない読書の効用。自己暗示の為になり、気持ちが励まされる。何が、というと、運動について。運動する事は脳に良い。運動している人にとって、自己肯定感を高め、自らの習慣が正しい事を裏付けるような確証バイアス的著書は大好物に違いない。最早、内容など二の次だ。
運動をした後にはドーパミンと幸せを感じるエンドルフィンが出る。運動すればするほど脳や体への効果が大きくなる。運動を続けていくうちに運動していない時にも幸せな気分でいられるようになる。
脳の中には扁桃体と言う小さな部分に非常ベルを鳴らしてくれる機能があり、それを合図にストレス反応が起きる。脈拍が上がり心臓がドキドキする。さらに激しくなるとパニック状態に陥ってしまう。この時ストレスホルモンのコルチゾールが出る。運動するとコルチゾールが増える。だが、運動が終わるとコルチゾールのレベルが下がる。そしてなんと、運動前よりも下がる。コルチゾールの量が毎回少しずつ下がっていく。大勢の人前で発表する時などでも、運動を続けるうちにコルチゾールが出なくなっていく。緊張しなくなっていく。
幸福感の持続性が高まり、緊張への耐性が強化されていく。更に、集中力も上がり、短時間の効果ながら発想力も向上。良い事だらけ。