- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106109553
作品紹介・あらすじ
学校や店の「黙食」から、黙浴(銭湯)、黙煙(喫煙所)、黙乗(バス)まで――。理由のないことではないだろう。しかし、今日もこの国には閉塞感いっぱいのキャッチコピーが溢れ続ける。恐ろしいのは、コロナにナーバスになりすぎる人と、スマホで価値判断を狂わせた人の急増だ。大方の世界の流れに逆行し、政府とメディア、「専門家」たちは人々をいかにミスリードしてきたか。ネットニュース編集者によるコロナ狂騒観察記。
感想・レビュー・書評
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この本を読む前に同筆者の「捨て去る技術」を読んでいたのですが、こっちを先に読むと、筆者がなぜ「捨て去る技術」で書かれている考え方になっていったのかが分かる感じがします。
やはりメディア側の人間としてのキャリアが、極端な(ように見える)考え方に繋がっていったのだろうな、と。
うちにテレビはあるけど、パートナーがたまにバラエティを見るか、朝のニュースをチラリと見るくらいしか使わない。朝のニュースもパートナーの好みでバラエティ寄りの番組見てるけど、今はどこも「オオタニ!オオタニ!」でゲンナリする。ねぇ、能登はどうなった?大丈夫?とか、もっと知りたいことたくさんあるのに。
故にわたしは、コロナ禍の時も、そりゃ初めの方は一体どんなものなのか分からないから観てたと言えば観てた(…はず…いや、盛ったかも…)…もとい普段よりは観てた気がするけど、そのうち(割とすぐ)通常運転というか、テレビ自体見なくなった。
だから、テレビから流される筆者の思う「日本人のバカさ加減」にあまり毒されてはいない方なのではと思う。だから筆者の言葉が極端に思えるのかも。一方で、一つのことをしつこいくらい、くだらないレベルまで報道することにゲンナリしてると言う意味においては、筆者の思うことは理解できる。
教員をやってるから、いじめの報道やら、教員の不祥事やら教育関係のニュースをら見るたびに、「より多くが食いつく記事になるように偏った見方で書かれてるんだな。と思うようになった。それは別のトピックでも同じことなんだろう、と。淡々と事実だけ伝えてくれればいいのに、感情に訴えて、一つの考えが全てにおける真実かのように語られる。
気持ち悪い、と思う。
それを筆者のように「バカ」「こんな国おさらばだ!」と言い切れないのは、自分にも確実にそう言う思考パターンを利用していることがあるだろうと言う疾しさがあるからだ。できるだけ排除したいと思いながらも。
筆者は「逆張りで勝ってきた人生」と言うけれど、結局はコインの表裏でしかなく、同じカテゴリーの中で生きざるを得ないのであれば、私は渦中に置かれながらも、自分の指針を見失わぬように生きていきたいと、思う。私は。
いや、今論点ズレたな。
結局は、どんなに自分は違うと虚勢を張ろうとも、「バカ」で、「付和雷同する烏合の衆」であることは、変えられない、割合の問題というか。その現状を少しでも変えられる可能性があるのが、教育なんじゃないかなと、思ったり。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
コンビニに貼られた不要不急の大便はご容赦ください。
我慢できればしますよ笑
貼った人は真面目なんでしょうが、冷静になると面白い。、 -
コロナ対策によって習慣づけられた行動制限など、世の中に蔓延る日本人のヤバさを指摘してくれています。
共感することが多かったので、他の著書も読みたくなりました。 -
東2法経図・6F開架:304A/N32y//K
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こういう意見もあっても良いとは思うけれど、
例え話で、えらくひん曲がった考え方をするのだなと驚いた。
その思考が文字して残り人に広がるのは良くないなと思う。 -
ハッキリ言ってくれて、スッキリした。
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コロナ禍以降のメディアを通じて、自主性を失いつつある社会を正面から批判的に論じるコラムの数々。早期リタイアして地方で暮らし、やりたい仕事・新たな展開を切り拓いている著者。自身の直感と経験を経て、論ずるコラムには盲目的なメディア信仰と自主性に欠けた者たちへの警笛とも言える。
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中川淳一郎さんが、ここ2年間のコロナ禍の模様を綴ったコラム(タイトルが面白くて購入)。基本的に、マスクや黙食自粛、恐怖を煽るメディアなど、専門家や政府メディアがいかにコロナ禍で日本人の価値観を狂わせたかが描かれる。タイトルから滅茶苦茶感情的な物言いなのかと思ったが、冷静に問題点について分析されていた。中川さんのツイッターが好きな人や、現在のコロナ禍の諸々の対策に疑問を持っている人にオススメ。
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コロナ感染対策への、国のミスリード?に従順な日本国民への皮肉やバカさ加減。
コロナ以外にも、マスコミに踊らされる国民性への警鐘。
多いに賛成!