安部公房全集 (008)

著者 :
  • 新潮社
4.00
  • (2)
  • (0)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 23
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106401282

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 7巻を読み終えたあと、なぜか間違って11巻を読んでしまい、8巻に戻るという右往左往。
    本巻はほぼエッセイで占められており、対談が少し。創作は『コレラに命を助けられた話』という4ページの短編小説と、戯曲『幽霊はここにいる』のみである。
    ここまで全集を読んでわかったことは、安部公房は「対談」→「エッセイ」→「小説や戯曲」という順番で難しい。難しい、というのは使っている語彙や話の展開が難しいのであって、頭の悪い私などは「ごめん、ちょっと何言ってるかわかんない」のである。
    それでも対談相手は皆、話を展開させていくんだから、当時は頭のいい人が多かったんだなぁ、と関心しきり。
    こうした論理的な人が、(ある意味)読みやすい(けど難解な)小説を書いているのだから、作品に深みや奥行きがあるのは当たり前なのであろう。

    ということで9巻に移ります。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

安部公房
大正十三(一九二四)年、東京に生まれる。少年期を旧満州の奉天(現在の藩陽)で過ごす。昭和二十三(一九四八)年、東京大学医学部卒業。同二十六年『壁』で芥川賞受賞。『砂の女』で読売文学賞、戯曲『友達』で谷崎賞受賞。その他の主著に『燃えつきた地図』『内なる辺境』『箱男』『方舟さくら丸』など。平成五(一九九三)年没。

「2019年 『内なる辺境/都市への回路』 で使われていた紹介文から引用しています。」

安部公房の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×