午後3時 雨宮教授のお茶の時間 1 (BUNCH COMICS)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 331
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784107722355

作品紹介・あらすじ

「長く愛されるものには理由がある」……都心から少し離れた緑の多い街。その小高い丘にある大学・私立青葉学院大学。そこにイギリス文学とイギリスのお菓子を愛する教授がいた。その名は雨宮誠。たまに遊びにくる姪のサヤとともに、小腹が空く午後3時、今日はどんなお菓子を作ろうか? 『向ヒ兎堂日記』の鷹野久、最新作はイギリス愛に満ちた素敵な作品です。

感想・レビュー・書評

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  • いま学校に入れたいマンガ
    その17「午後三時、雨宮教授のお茶の時間」

    毎週土曜日、英米文学を教えている雨宮教授は、亡き奥さんの残した道具を使って紅茶を淹れ、お茶菓子を作ります。
    というだけならレシピマンガですが、これはそこに、イギリスの児童文学の中に出てきたお菓子を、というのが加わるので、そのもと本も展示できるという、図書館としては美味しいマンガです。
    (^o^)

    イギリスのご飯てまずいってみんないうけどさ(実際まずいんだろうと思うけど)物語に出てくる家庭料理は美味しそうなんだよねぇ。
    クリスティのミステリーにでてくるものも。
    なんというか、お茶ばっかしてるよね、イギリスの本て。
    BBCの刑事ドラマでも、必ず紅茶とビスケットを強面のおっさんに持っていくシーンがあるんだ。
    レストランの料理と家庭料理は違うのかしら。

    なので、往年の(今や、これがつくなぁ(^^;)児童文学ファンには特にお薦め。
    私もずっと疑問に思ってた、これってなんだろ?
    ということがいくつか、ほどけました。
    マンガ家さんて、物知りだよね。

    2023/09/20 更新

    ※こちらは以前今日の一冊でもご紹介済みですが、再度ご紹介しました。
    


    以前のご紹介ーーーーーーー

    イギリス帰りのめい(驚愕することに漢字変換できない、ドコモ!?めいって、死語なの?!)小学生、と一緒にイギリス文学を講義している大学の先生が、一緒に物語の中にでてくるお菓子を作っておやつに食べる話です。
    「メアリー・ポピンズ」のライスプディング
    “ハートの女王”のジャムタルト
    「フランバーズ屋敷」のソーセージロール(なんてマニアックな!)
    「嵐が丘」のジンジャーブレッド

    翻訳って、翻訳された当時の時代が出るから、この先生も、わかんないときは原典に当たってますね。
    糖蜜ってずっとなんだかわからなかったし、ゴールデンシロップもようやくわかった。
    クリスティにでてくるシードケーキも判明
    (^o^)
    ホットビール……は、子どもが出てくるからないか。
    あ、でもマクベスのポセットは出てきたぞ。
    というようにイギリス文学好きにとってはこよなく楽しいマンガです。
    レシピも載ってるから作れる人は作ってね。

    2021/03/01 更新

  • 私立青葉学院大学でイギリス文学を教える雨宮教授。姪のサヤとともに、さまざまな英文学作品に出てくるお菓子を作るようになり……。

    海外作品に出てくる食べ物が大好きだ。どんな食べ物だろうとワクワクしながら読み、大人になって、こんな食べ物だったのか!と知る喜びと言ったら……!『ハリポタ』『ナルニア』『嵐が丘』『ホビット』……。様々な作品のお菓子が出てきて、こんなものあったっけ?読み返さなきゃ!なんて思ってしまう。
    『グレーテルのかまど』みたいな雰囲気もあるけど、あれはイギリス文学に限らないところがちょっともどかしい。
    ジンジャーブレッドについてもいろいろなものがあることがちゃんと紹介されているのがいいし、雨宮教授の表情はずるい!食べたくなる!
    レシピもついてるから、全部つくりたくなっちゃう〜!!

  • 漫画を通じて新しい本やお菓子に出会えます。(全4巻)


    私立青葉学院大学の雨宮教授の趣味は3時のティータイムをお供にするお菓子作り、どんなお菓子を作ろうか参考にするのはなんとイギリス文学。
    物語に出てくるお菓子を時代背景を考察しながらイギリス育ちの姪と共に作っていく。

    ディズニーでお馴染みの「くまのプーさん」や「不思議の国のアリス」、誰もが知っているであろう「ハリーポッター」やシェイクスピアの古典「マクベス」など幅広い作品が登場。作中であらすじも語ってくれるので新しい本との出会いもあります。

    イギリスのお菓子もどれも美味しそうで話末にはレシピも掲載されていて、是非とも挑戦したいと感じました。

    個人的には作中の登場人物をもう少し掘り下げて欲しかった、、、とはいえ、本を通じて新たな本や料理、お菓子に出会える作品。

    ・お菓子作りが大好き!
    ・何か面白そうな文学作品ないかな?
    ・大人買いして、1日で読みたい!

    というような方、一読いかがでしょうか?

  • ティータイムしたくなる本( ´ ▽ ` )。姪っ子と一緒に作るお菓子と緩やかに流れる時間に癒されました〜(*´꒳`*)

  • イギリスの本やその本に出てくるお菓子などの食べ物のお話です。
    ハリーポッターなど読んだこともある本のお菓子も出てきて、食べ物に焦点を当てて本を読んだことがなかったので、今まで読んだ本ももう一度読んでみたくなります!
    イギリスのお菓子ってあまり食べたことないのですが、どれも美味しそうで作ってみたくなりました。
    絵も綺麗で読みやすいです。

  • 初コミック感想。読書好きのお菓子好きとして、たまらなく善いコミックです。イギリス菓子って、スイーツというよりおやつといった方がしっくりくる。本場の材料も買いやすい今、丁寧に作りたくなる。今巻ではパーキンに心惹かれる(モラセス苦手だけどw)

  • 優しいストーリーに丁寧なお菓子作り描写、
    読んでいると自分もお菓子を作りたくなってしまう作品でした。
    特に糖蜜パイはハリーポッターの作品オリジナルのスイーツだと思っていたので、実際にあるトリークルタルトだと知れて嬉しいし作ってみたいです。

  • ネットで読んでいたけれど、買ってしまった1冊。
    イギリス菓子が食べたくなるし、本に出てくるスイーツを作って食べる、というのが素敵です。
    ディスられがちなイギリス菓子ですが、美味しいものがいっぱいあると再確認させられます。

  • 優しいストーリー。読んだら気持ちが落ち着いた。娘といっぱいお菓子を作りたいな。

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