応天の門 15 (BUNCH COMICS)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 366
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784107724458

作品紹介・あらすじ

島田忠臣から不老不死の薬の話を聞いた道真は、典薬寮へと行くことになるが……。一方、内裏にかつて謀反の罪に問われ流罪となった伴健岑が帰京する報せが舞い込み――。政に翻弄されし者たちを描く第15巻。

感想・レビュー・書評

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  • 女医の八千代さんが気になります。
    そしてなんだか物語がぐわーっと動いていく感じがする。
    この後が気になる気になる。

    しかしどうして長谷雄さんはいつも何かやらかすんでしょうかね。

  • やはり面白い。久々の宣来子さまも可愛いし、そして・・そうだった道真は唐へ渡って勉強したいって心底思っていたのだなぁと。このころの勉強したい人の強い思いは凄かったのだろうと思わせてくれる。そして業平は実はいいところの出自だった・・・と思い出す。いつの世も帝は政治に翻弄されてしまうのだなぁ。隠居して穏やかに暮らしたいと、それだけを望んでも叶わない。はかない。業平も道真も今と同じく明日の見えない時代(結局いつもなのか)に居ただけに好きな事へ進んで欲しい。

  • 応天門の変に辿り着くまで、あと何巻くらいなんだろう?

  • 宣来子ちゃんはかあいい。将来的にはきっと道真の苛酷な運命に巻き込まれてしまうのかもしれないけど、今はひとまず元気に道真を尾行したり追跡したり「奥方」と呼ばれてときめいたりしていて欲しい。一方、道真はまあ、微妙に低い身分と、卓越した頭脳とを持て余してる感が多々あって辛い。この年代ではまだ、完膚無きまでに酷い状況にはならんだろうとは想像がつくけど(史実的にな)。数々の小話を重ねつつ、藤原vs反藤原の権勢争いが通奏低音のように続いてて、最新巻だと状況がかなり悪化してそうですよな。で、いつ応天門炎上するんや…?

  • ドジっ子具合にお前〜〜〜ととなりつつ、さらりと良いところも見せてくるのが長谷雄の素敵なところ。
    忠臣と道真の関係も見られてほのぼの。
    融様のいつもの大騒ぎに付き合わされただけどおもいきや……
    道真が業平に頭を下げてまで行動するなんて、次のステージに進んだ感。はらはら。

  • こうやってどんどんと政に巻き込まれていくのだね、管三。
    白梅かわいいなぁ。

  • 前半は仙薬に絡んだ安定の長谷雄のやらかしと宣来子の道真大好き暴走。女医の八千代先生は何だか今後も登場しそうな雰囲気です。
    後半は打って変わって政治絡みの方向へ。
    道真の唐への憧憬が印象強かったです。当時は本当に選ばれた人しか行けなかった国、しかも命がけだったことが強く伝わってきます。
    伴健岑の『すべきこと』は何なのだろう。

  • このタイトルで、この登場人物達なのだから、市井の小事件だけではなく、ある程度大きい話になるのは見えているのだが、今のところ大きめの話は、小さい話に比べて説得力が無いように思われる。大きめの話を始めているが、うまく着地できますように。

  • 表紙悪そうなおっさん二人(藤原良房と伴善男)。
    まぁ、色々調べると実際悪いおっさんっぽいけどね。
    伴健岑が京で何を成したいのか気になるところ。

  • 女は待つものと説く業平には、女がいつまでも待つばかりと思うな業平、追われたくなくば、追われぬようにすれば良い。自分で持ってこず薬種を義父に託した道真へ、自分で持ってこいあほんだら、と宜来子の啖呵に胸がすく。そして、源融、業平からのつながりで廃太子の知己を得た道真。唐の話や祖父の話、書物や人柄に好感を得るが、彼が窮地に立たされると知り、昨日会ったものが明日苦しむと知れば何もできずにいられるか、と業平にせまり、乗り出す道真。それが次巻でどう展開されるか。そして平安の世に女医がいたというこは寡聞にして知らず。それとからめて近代初の女医がそのことを引き合いに、国から女性の医師資格をもぎとった女性であった章の幕間のエッセイで知り。

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著者プロフィール

はいばら やく
漫画家。東京都在住。女性。
元々は同人作家として和泉八雲名義で活動。2006年に「コミックZERO-SUM」にて『とかげ』でデビュー。2017年、在原業平と菅原道真が怪奇事件の謎を解き明かそうとするクライム・サスペンス作『応天の門』で第20回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞し、これが代表作となる。

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