中欧怪奇紀行

  • 中央公論新社
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本棚登録 : 49
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120030628

感想・レビュー・書評

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  • 田中芳樹ブームのため、本棚から拝借。
    田中さんのエッセイ、ずーーーっと大好きなんです。
    これも高校生の頃にお小遣いで買ったはず。
    『イギリス病のすすめ』『中国武将列伝』『とっぴんぱらりのぷう』、
    どれもばっちり面白いのでぜひ。
    ちなみにこれはタイトルからも分かるようにヨーロッパの怪奇ものがテーマの対談集。
    ドラキュラとかフランケンシュタインとか・・・
    おじさんふたりがウキウキ話しててこっちも楽しくなってきます。
    あ、他の本も読みたくなってきました。
    田中さんの本はかなり本棚にいるので読み出すとピンチです(笑)

  •  リリース時に書店で手に取ったら、迷わず正価で購入していただろう。それがワゴンセールでわずか百円……。
     3大モンスターをこよなく愛する私であるから、第二夜「恐怖の三大スタア」は愉しく読めた。余談だが、芥川龍之介は「ドラキュラ」を原書で読んで酷評し、「フランケンシュタイン」は持ち上げている。
     
     巻末所収の2短編は、期せずして赤城・田中の競作になってしまった。結果、田中先生、横綱相撲で貫禄勝ち。
     小島文美や皇名月らの美麗イラストが錦上花を添えている。

  • 中央ヨーロッパの怪奇伝説等についての知らない人同士の対談で、読んでいても新たな発見というほどのこともなく、あまり面白くはなかった。
    巻末に対談者(お二人とも作家)の短編を1編ずつ載せてあって、ひとつは一行一文の拙いもので面白くもなかったけど、もう一つ、田中芳樹さんの「鏡」はなかなかよかった。

  • 田中芳樹さんと赤城毅さんが中央ヨーロッパを旅しながら、各地に残る怪奇伝承を題材に対談する本。
    最後にお二方による短編が1篇ずつ収録されている。
    小説もおもしろいが、伝承に対するお二人の洞察や見解のやり取りが面白い。伝承から映画まで色々多方面にわたり、改めて土地土地で語り継がれてきた、民族の血になじんだ物語の魅力がよくわかる本。

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著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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