- Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120030628
感想・レビュー・書評
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田中芳樹ブームのため、本棚から拝借。
田中さんのエッセイ、ずーーーっと大好きなんです。
これも高校生の頃にお小遣いで買ったはず。
『イギリス病のすすめ』『中国武将列伝』『とっぴんぱらりのぷう』、
どれもばっちり面白いのでぜひ。
ちなみにこれはタイトルからも分かるようにヨーロッパの怪奇ものがテーマの対談集。
ドラキュラとかフランケンシュタインとか・・・
おじさんふたりがウキウキ話しててこっちも楽しくなってきます。
あ、他の本も読みたくなってきました。
田中さんの本はかなり本棚にいるので読み出すとピンチです(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
リリース時に書店で手に取ったら、迷わず正価で購入していただろう。それがワゴンセールでわずか百円……。
3大モンスターをこよなく愛する私であるから、第二夜「恐怖の三大スタア」は愉しく読めた。余談だが、芥川龍之介は「ドラキュラ」を原書で読んで酷評し、「フランケンシュタイン」は持ち上げている。
巻末所収の2短編は、期せずして赤城・田中の競作になってしまった。結果、田中先生、横綱相撲で貫禄勝ち。
小島文美や皇名月らの美麗イラストが錦上花を添えている。 -
中央ヨーロッパの怪奇伝説等についての知らない人同士の対談で、読んでいても新たな発見というほどのこともなく、あまり面白くはなかった。
巻末に対談者(お二人とも作家)の短編を1編ずつ載せてあって、ひとつは一行一文の拙いもので面白くもなかったけど、もう一つ、田中芳樹さんの「鏡」はなかなかよかった。 -
田中芳樹さんと赤城毅さんが中央ヨーロッパを旅しながら、各地に残る怪奇伝承を題材に対談する本。
最後にお二方による短編が1篇ずつ収録されている。
小説もおもしろいが、伝承に対するお二人の洞察や見解のやり取りが面白い。伝承から映画まで色々多方面にわたり、改めて土地土地で語り継がれてきた、民族の血になじんだ物語の魅力がよくわかる本。