おんなの仕種

著者 :
  • 中央公論新社
2.93
  • (0)
  • (2)
  • (10)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 31
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120031229

作品紹介・あらすじ

本書は雑誌『マリ・クレール』(現、角川書店刊)の巻頭エッセイとして一九九五年の一月より一九九七年の六月まで連載したものに数本書き下しを加え、まとめたものです。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 1995年〜1997年に雑誌『マリ・クレール』に連載されたエッセイ。

    個人名を出すのはどうかと思ったので星1。

    目次

    眠る
    くしゃみをする
    鏡をみる
    郵便を出す
    掻く
    泣く
    ランチを決める
    待っている
    一人旅にて
    立ち読み
    酔う
    笑う
    歌う
    叩く
    散歩する
    一人でいる
    口紅をつける
    同情する
    髪をかきあげる
    つまむ
    ハンカチを使う
    電話をかける
    噛む
    並ぶ
    あくびをする
    驚く
    甘える
    腕を組む
    財布を持つ
    フルーツ・パフェ
    よじる
    脚を組む
    自転車に乗る
    写真に撮られる
    悪口を言うのも

  • 「昨夜のヨルタモリ、観た?」みたいな読後感。鋭い観察眼に妄想癖。それをカタチに出来る才能。触られたかどうだか確信が持てず、まぁいいか。みたいな下ネタ。そんな面白く素敵なおじさん、知りあえたら人生が豊かになるだろうな。

  • 安西水丸さんが、お亡くなりになったそうで新聞を見てびっくりした。
    イラストレーションが良い。
    あんな感じの線を描いてみたい。
    この本がウチにあった。
    図書館のリサイクルで手に入れたもの。
    とぼけた感じが良い。

  • 13/02/12 楽しい本である。文句なしに楽しめる。

  • 街で見かける女の色っぽい仕種、変な仕種を取り上げたコラムをまとめた本。ちょっとおじさん目線なんだけどすごく共感。いいものですよね…くしゃみって…

    ---
    やっと見つかって、ハンドバッグからハンカチを摑んだが間に合わない。瞬間、小さく「クシュン」とやる。ハンカチは握ったままで、それをしばらく鼻に押しつけている。これは見せ場としては大切なところだ。
    「なんだかまた出ちゃいそう」
    ぼくはそんな女性の次のくしゃみをそれとなくじっと待っている。

  • <table style=\"width:75%;border:0;\" border=\"0\"><tr><td style=\"border:none;\" valign=\"top\" align=\"center\"><a href=\"http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4120031225/yorimichikan-22/ref=nosim/\" target=\"_blank\"><img src=\"http://ecx.images-amazon.com/images/I/41ZX9HF3W3L._SL160_.jpg\" alt=\"おんなの仕種\" border=\"0\"></a></td><td style=\"padding:0 0.4em;border:0;\" valign=\"top\"><a href=\"http://blog.fc2.com/goods/4120031225/yorimichikan-22\" target=\"_blank\">おんなの仕種</a><br />(2001/03)<br />安西 水丸<br /><br /><a href=\"http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4120031225/yorimichikan-22/ref=nosim/\" target=\"_blank\">商品詳細を見る</a></td></tr></table>
    <blockquote><p><strong>眠る、くしゃみをする、鏡を見る、泣く、ランチを決める、酔う、笑う、歌う…。様々な「女の仕種」をテーマに綴ったエッセイ。95年~97年に「マリ・クレール」に連載されたものをまとめる。</strong></p></blockquote>
    純然たる仕種であったり、生態と言った方がいいような類のものであったり・・・。ともかく女性のあれこれが、そっと観察され、綴られている。うなづいたり首を傾げたり、著者の観察力の鋭さに感心したりしながらの読書タイムだった。

  • 女性に対する、ちょっと意地悪で愛情のある視線が面白い。少年が大人の女性の生活を垣間見ているような。
    女性ってかわいい生き物なんだって思う。

  • 男の視点からのおんなの仕種について。変なところが気になるんだなと関心。この人だけか。おんなには一生気が付かないかもしれない。

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

安西水丸 あんざい・みずまる(1942-2014)

東京生まれ。イラストレーター。
日本大学芸術学部卒業後、電通、ADAC(ニューヨークのデザインスタジオ)、平凡社でアートディレクターを務める。
1981年、フリーのイラストレーターに。
以降、広告、雑誌の表紙や挿絵、書籍の装画などで活躍のかたわら、小説、エッセイ、漫画、絵本なども数多く手掛け、今なお高い人気を博している。朝日広告賞、毎日広告賞、日本グラフィック展年間作家優秀賞、キネマ旬報読者賞など受賞多数。2005年には東京イラストレーターズ・ソサエティの理事長を務める。
自著に小説『アマリリス』、エッセイ『たびたびの旅』、絵本『がたん ごとん がたん ごとん』『クッキーのおべんとうやさん』、漫画『青の時代』『完全版 普通の人』など多数。
作品集として、これまでの作品や活動を初めて網羅的に収集した『イラストレーター 安西水丸』、一人のイラストレーターが何を感じ、どのように過ごしてきたのか、珠玉の絵に言葉を添えた『一本の水平線』がある。

「2022年 『安西水丸 カレンダー 2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

安西水丸の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×