奇貨居くべし 天命篇

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120031595

感想・レビュー・書評

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  • 呂布韋の思想に感動した。何事もやらなければ成さない、人を活かせなければ人の上に立てない。民主主義の思想がこの時代にあったことが凄い‼️呂布韋は商人から政治家になっても奢らず常に誠実であったことも素晴らしいと思った。久しぶりに気持ちに満足できた読書だった‼️

  • 2001年発行中央公論新社の単行本。相変わらず最後に来てからの物語のスピードが速い。文中にある資料の解説部分が邪魔に思えてしまう。物語の地と溶け合ってしまっているからなおさら。秦王政を主人公と対立する立場にして、その上で秦王政を悪く主人公を良く描くのは、小説だから作者の匙ひとつなのだが、どうもうまく入ってこない。当然善玉悪玉の根拠も書いてあるのだが、それが私にはうまく読めていない感じかな。

  • 秦の宰相に登り、理想の国へと動き出して間もなく、運命は始皇帝の誕生へと道を変える。百年の計で人が健やかであるよう努めた呂不葦の夢は見果てぬものに。哀しさを覚えるラストです。中国はこの頃からまだ歴史を繰り返しているように見えます。

  • 2008/8 再読

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著者プロフィール

宮城谷昌光
1945(昭和20)年、愛知県蒲郡市生れ。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事し、創作を始める。91(平成3)年『天空の舟』で新田次郎文学賞、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。94年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞、2000年、第三回司馬遼太郎賞、01年『子産』で吉川英治文学賞、04年菊池寛賞を受賞。同年『宮城谷昌光全集』全21巻(文藝春秋)が完結した。他の著書に『奇貨居くべし』『三国志』『草原の風』『劉邦』『呉越春秋 湖底の城』など多数。

「2022年 『馬上の星 小説・馬援伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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